充実の<LOUDNESS SORROWFUL NIGHT>に樋口氏を偲ぶ

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「高校入学直後に軽音部の部室で樋口さんと初めて出会い、ディープ・パープルをその場で弾かされ、うまいと褒められた」と懐かしそうに語る高崎。またドラムを始めて3年でプロになったから、センスも実力も努力もズバ抜けたドラマーだった、とも。さらに11月14日のイベントから「Ares'Lament(アレスの嘆き)」のライブ、2006年2月の渋谷AXの「S.D.I.」、闘病中にもMILKEY Zにアドバイスしていた姿など、秘蔵映像も流された。場内の誰もが樋口氏への思いを抱きながら、食い入るように見つめていた。

さらに今後のLOUDNESSについては、12月から早くも曲作りに入って、2010年春にはニュー・アルバムをリリースするという。さらにClassic LOUDNESS LIVEシリーズとして、『Thunder In The East』を中心としたワールドツアーの実現に向けても動いているそうだ。

それら今後の活動でドラムを叩くのが、1年前からサポートとして参加している鈴木“アンパン”政行。この1年間について彼は「常に頭が真っ白だった。小学生のときに初めて観たロック・バンドで自分が叩いていることが信じられない」と語り、今後のことについては「樋口さんの代わりはできないですけど、頑張ります」とファンと約束も交わした。そしてアンパンはサポートなのか正式メンバーなのかという疑問について、この場で公式発表もされた。「前からメンバーだと思っていたけど、今日から本当に正式メンバーです」と。さらに二井原が叫ぶ。「LOUDNESS On Drums、Masayuki“Anpan”Suzuki!」。場内から歓声と拍手が鳴り響き、熱烈に歓迎した。

この後は入場者全員とメンバーが握手会も行なわれ、充実の3時間あまりとなった。ちなみにメンバーと関係者だけの打ち上げでは、樋口氏の命日である11月30日になった瞬間、二井原の掛け声で天に向けて乾杯。LOUDNESSの新たな旅立ちを樋口氏に誓うメンバーだった。

<LOUDNESS SORROWFUL NIGHT 2009年11月29日>
SE SOUL TONE
1.FIRE OF SPIRIT
2.FLAME OF ROCK
3.BREAKING THE TABOO
4.METAL MAD
5.CROSS
6.HIT THE RAILS
7.I WONDER
8.NEVER CHANGE YOUR MIND
9.CRAZY DOCTOR
10.LET IT GO
ENCORE
1.SHADOWS OF WAR
2.CRAZY NIGHT
3.S.D.I

長谷川幸信
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