ガンズ・アンド・ローゼズ大阪公演、3時間超の熱狂

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◆ガンズ・アンド・ローゼズ大阪公演、3時間超の熱狂 ~画像編~
前回の来日時に続いてオープニング・アクトに起用されたムックの演奏が終わり、「機材トラブルによるガンズの演奏開始遅延」がアナウンスされると、ドーム内には一瞬のどよめきが。実際にふたたび場内が暗転し、2008年11月にリリースされた最新アルバムの表題曲である「チャイニーズ・デモクラシー」を起爆剤としながらアクセル・ローズと仲間たちがステージ上に姿を現した頃、すでに時刻は午後9時をまわっていた。
バンドはその瞬間から、実に3時間を超えるライヴ・パフォーマンスを披露。アンコールの最後の最後、「パラダイス・シティ」で場内が赤い紙吹雪にまみれ、その演奏終了後、さらなる声援に応えてステージ上に並んだメンバーたちが客席に向けて二度ほど深く頭を下げたのは、12月17日の午前0時12分のことだった。
観客のなかには公共交通機関での帰宅が不可能になった人たちも目立ち、タクシーの争奪戦が繰り広げられることになったが、少なくとも筆者が言葉を交わす機会のあったファンたちは、誰もが“奇跡のライヴ”について満足を、あるいはそれ以上の感動を語っていた。
ガンズ・アンド・ローゼズはこのあと12月19日に東京ドーム公演を控えており、そこで余分な先入観なく彼らのステージに接することを望んでいる人たちのためにも、あまり具体的な演奏内容などについて記すことは控えておく。
が、「ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル」や「ユー・クッド・ビー・マイン」といった大半のファンが求めている楽曲のみならず、これまでの台北とソウルでの公演では演奏されてこなかった楽曲も多数披露され、最新作の『チャイニーズ・デモクラシー』からも大半の楽曲をプレイ。ガンズ公演の演奏曲目は常に確定的なものではなく、“演奏候補曲リスト”のようなものと“流れ”のパターンが用意されているだけで、ステージ上のアクセル自身のその場での判断によって“次の曲”が決められている。当然ながら、それら候補曲のすべてが披露されることは皆無に等しいはずなのだが、この夜はほぼ全曲に近い数が演奏されたものと考えていいはずだ。
「3時間も演奏したのは大阪のせいさ」
ステージ上のアクセルは笑顔でそう語っていた。もちろんそれは「大阪のオーディエンスが素晴らしかったから」という意味である。さて、果たして彼はこの19日、東京ドームではどのような言葉を吐くことになるのか? 大阪公演と同様にサプライズ・チューンの炸裂も実現するのか? まだこの期に及んでも観るべきか否かを迷っているあなた、是非、東京ドームでお会いしましょう。
また、本稿はいわば、表向きのニュース原稿というべきもの。あくまで私的な“裏”の原稿も近いうちにアップするつもりだ。さらに蛇足ながら、あまりに細かいネタはTwitterにて。アクセル自身のTwitter更新も楽しみなところだ。
増田勇一
◆twitter.com/axlrose
◆twitter.com/youmasuda
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