AC/DC、『AC/DC: アイアンマン2』リリース決定

ツイート

マーべル・スタジオが2008年に大ヒットを放った映画の続編「アイアンマン2」で、AC/DCの音楽がフィーチャーされることになった。

2010年4月21日(US発売4月19日)にリリースとなるサウンド・トラック盤『AC/DC:アイアンマン2』には、『バック・イン・ブラック』収録の「スリルに一撃 /Shoot To Thrill」「バック・イン・ブラック/Back In Black」から、『悪魔の氷』の「戦闘マシーン/War Machine」まで、1976年から2008年までの間に発表したAC/DCのアルバム10作の中から厳選された名曲中の名曲15曲が収録となる。

これだけのキャリアを誇りながら、デジタル配信を拒み一切のベスト盤を出してきていない永遠のロック野郎AC/DCだが、『AC/DC:アイアンマン2』こそベスト盤とは呼べないものの、キャリアを包括した集大成的作品として世に登場することになる。これはちょっとした事件なのだ。

映画「アイアンマン2」は全米公開は2010年5月7日、米国以外では2010年4月28日、日本は6月11日(金)公開となるが、『AC/DC:アイアンマン2』からの第1弾ビデオクリップがこのたび公開となった。これが震えがくるほどカッコいい。


楽曲は5000万枚という史上有数の売上を誇るアルバム『バック・イン・ブラック』に収録されている「スリルに一撃(Shoot To Thrill)」。映像は2009年12月、<ブラック・アイス・ワールド・ツアー>のブエノスアイレス公演をライヴ撮影したものだ。「アイアンマン2」の独占映像も織り込まれたこのビデオクリップに、米コロンビア・レコーズ会長の一人:スティーヴ・バーネットは「この素晴らしい映画にはジョン・ファブローのヴィジョンと、彼のAC/DCの音楽に対する情熱が緊密に溶け合っています。AC/DCの音楽が、この映画が放つ強力なエネルギーとエキサイティング感を際立たせているのです」とコメントしている。

またAC/DCは、第52回グラミー賞のベストハードロックパフォーマンス部門に「War Machine」が、そしてベストロックアルバム部門に『Black Ice』がノミネートされている。こちらの授賞式は2月1日。こちらも楽しみだ。

『AC/DC:アイアンマン2』
1.スリルに一撃 /Shoot To Thrill
(7th ALBUM『BACK IN BLACK』[80年発表])
2.地獄のロックン・ロール/Rock ‘N' Roll Damnation
(5th ALBUM『POWERAGE』[78年発表])
3.殺しの報酬/Guns For Hire
(9th ALBUM『FLICK OF THE SWITCH 征服者』「83年発表」)
4.コールド・ハーテッド・マン/Cold Hearted Man
(5th ALBUM『POWERAGE』の英国盤のみ収録[78年発表])
※『バックトラックス』のレアトラック集にも収録)
5.バック・イン・ブラック/Back In Black
(7th ALBUM『BACK IN BLACK』[80年発表])
6.サンダーストラック/Thunderstruck
(12th ALBUM『THE RAZOR'S EDGE』[90年発表])
7.イフ・ユー・ウォント・ブラッド(ユーヴ・ガット・イット)/ If You Want Blood (You've Got It)
(6th ALBUM『HIGHWAY TO HELL/地獄のハイウェイ』[79年発表])
8.エヴィル・ウォークス (Evil Walks)
(8th ALBUM『FOR THOSE ABOUT TO ROCK(WE SALUTE YOU)/悪魔の招待状』[81年発表])
9. T.N.T./ T.N.T.
(2nd ALBUM『T.N.T.』(豪州盤のみ)[75年発表]
※76年発表の豪州盤1st・2ndアルバムのオムニバス『HIGH VOLTAGE』にも収録)
10.地獄は楽しい所だぜ/ Hell Ain't A Bad Place To Be
(4th ALBUM『LET THERE BE ROCK/ロック魂』[77年発表])
11.死ぬまで飲もうぜ/Have A Drink On Me
(7th ALBUM『BACK IN BLACK』[80年発表])
12.レイザーズ・エッジ/The Razor's Edge
(12th ALBUM『THE RAZOR'S EDGE』[90年発表])
13.ロック魂/Let There Be Rock
(4th ALBUM『LET THERE BE ROCK/ロック魂』[77年発表])
14.戦闘マシーン/War Machine
(15th ALBUM『BLACK ICE/悪魔の氷』[08年発表])
15.地獄のハイウェイ/Highway To Hell
(6th ALBUM『HIGHWAY TO HELL/地獄のハイウェイ』[79年発表])
※( )内は収録アルバム:豪州盤も含めた、オリジナル・アルバムの順番でカウント。
※80年以降のアルバムはブライアン・ジョンソン、それ以前はボン・スコットがヴォーカル。

映画『アイアンマン2』
全世界で興行成績5億8500万ドル、日本円で600億円以上をたたき出した映画『アイアンマン』。普通の人間且つ、アルなヒーローの誕生に日本でも驚きと賞賛の声が続出した前作から2年、全世界を熱狂させた、最もリアルなヒーローがヒートアップしスクリーンに帰ってくる。

パワード・スーツの受け渡しを国家から命じられたトニーは、これを拒否し査問会への出頭を命じられる。その報道を憎悪に満ちた復讐心を燃やし見つめる男がいた。ウイップラッシュと名乗るその男は、アイアンマンと同等の破壊力を身に付け、モナコグランプリに出場したトニーの前に現れる。最大の武器エレクトリカル・デス・ウィップは一撃でF1カーを真っ二つにするほどの威力を秘めていた。一方でブラック・ウィドーというレザースーツ姿の正体不明の美女も現れ、トニーに襲い掛かる。今、鋼のパワード・スーツに身を包んだアイアンマンに最大の危機が迫る。主人公の人間味あふれるキャラクターと斬新な設定、ストーリーの面白さ、爽快感あふれるVFX映像が見事に融合し、ここに傑作が誕生。

6月11日(金)TOHOシネマズ スカラ座ほか、全国超拡大ロードショー
配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン
監督:ジョン・ファブロー
製作:ケヴィン・フェイグ
原作:ジェック・カービー、スタン・リー、
脚本:ジェスティン・セロー
出演:ロバート・ダウニー・Jr、ミッキー・ローク、スカーレット・ヨハンソン、グウィネス・パルトロウ、ドン・チードル、サム・ロックウェル、サミュエル・L・ジャクソン

◆AC/DC来日公演オフィシャルサイト
◆AC/DCオフィシャルサイト
この記事をツイート

この記事の関連情報