MIKA、子供の頃のトラウマを告白

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MIKA(ミーカ)が幼少時に受けた経験を吐露した。MIKAの父親は1990年に湾岸戦争の関係で8ヵ月後に解放されたものの、父と再び接触するにはかなりの時間がかかったという。弟一人と3人の姉妹がいるMIKAは「父の顔には髭がたくさん生えて、体はやせこけて、僕らの知っている父じゃなくなっていて、家族は誰も近づこうとしなかったんだ」と語った。

「父は見ず知らずの人同然だったよ。家族はあんな危険な状況にいてもう父は帰ってこないんじゃないかと覚悟は決めていたから、父が帰ってきた事で実はとってもみんな混乱してしまった。戦争のせいで全てがめちゃくちゃになってしまった。すぐに僕らは全てを失ったんだよ。家、家具。だから子供の頃に他の子供が感じる充実感っていうものが全くなかったんだ」と当時を振り返る。

子供の頃のトラウマやその後のインパクトが、彼がお伽話に出てくる永遠の愛を信じるようになる原因となったようだ。「多分その頃の記憶のせいでお伽話に取り付かれているんだろうね。だってお伽話は危機や恐れについて書かれているじゃないか。だから好きなんだ。お伽話は死について説明しているし、子供がどうして安心や幸せを感じなければいけないかも教えているしね。たくさんの血のシーンや迫ってくる危険が描かれているから、すごく楽しめるんだ。」

BANG Media International
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