スラッシュが生み出した、ほとばしるクリエイティビティ
2010年3月31日に日本先行発売が決定したスラッシュのソロアルバム『スラッシュ』は、プロデューシング・パートナーとしてエリック・バレンタイン(クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ、オール・アメリカン・リジェクツ)、ベーシストはクリス・チェイニー(ジェーンズ・アディクション)、ドラムスはジョシュ・フリース(ex.ナイン・インチ・ネイルズ)で固められている。ほとんどのアレンジと作曲をスラッシュは自ら行い、ゲスト出演アーティストも自分で選んだ。そして参加者たちはスラッシュと共に曲を仕上げていったのだ。
◆スラッシュ画像
「アイデアは当初とても単純なものだった」とスラッシュは話す。「参加してくれたのは全員俺が一緒に音楽をやりたいと感じ、共同で何かクリエイティブなものを生み出したいと思ったアーティストたちだ。彼らが見せてくれた実力にはとても感銘を受けたよ。みんな素晴らしい仕事をしようという意欲にあふれ、とても楽しくレコード制作ができた」。
スラッシュほどに尊敬されているギタリストは少ない。最新アルバムで一緒にやりたいとスラッシュに声をかけられ、断るアーティストは誰一人いなかったのだ。オジー・オズボーン、イギー・ポップ、キッド・ロック、デイヴ・グロールにファーギー…、どんなリクエストも断われるほどの大物たちだが、全員がイエスと即答した。そして生まれたのが『スラッシュ』だ。
「彼らが参加してくれたことを光栄に思っている」とスラッシュは話す。
「オジーとイギーとレミーは俺の若い頃のヒーローだ。みんな楽しむために来てくれたけど、いい仕事をしようととても真剣になってくれたことに心から感銘をうけた」。
一方で、スラッシュのプレイに惚れたアーティストは挙げれば枚挙に暇がない。マイケル・ジャクソンからレイ・チャールズ、スティーヴィー・ワンダー、クエンティン・タランティーノやダーレン・アロノフスキーなど、現代の音楽界とポピュラー・カルチャー界のトップがこぞってスラッシュのプレイを求めてきた事実がある。そんな現実にありながら、スラッシュは自身の立場について控えめであり、考えることさえも嫌がる。「俺には関係ないことだ。俺は子供の頃に自分を熱くしたものを引き継いでいると考えたいんだ。そしてそうすることで、何かいいことをしていると思いたい」。
音楽界の最先端に留まっていられたことを彼はこう話す。「多分音楽を心から愛していたからだと思う。そして人々が大いに楽しめるよう、ものすごい努力もしてきた。すべて最上級だったとは言い難いけれどね」。
スラッシュの歴史はガンズ・アンド・ローゼズ、彼自身のバンドだったスラッシュズ・スネイクピット、そしてヴェルヴェット・リヴォルヴァーとして発表した2枚の世界的ヒット・アルバムによって形成されているが、『スラッシュ』こそが初のソロアルバムとなるものだ。「当然音楽的な一貫性はある。アルバムはバラエティに富み、雰囲気も変化する。でもその根底にあるのは…スラッシュらしさだ」。
様々なアーティストとプレイできたら楽しいだろうと考え、作曲を開始、デモを作り始め、そして参加アーティストたちを検討し始めた。1年の大半を作曲とデモ制作にあて、曲ごとに合ったヴォーカリストに思いを巡らせたのだ。
フル・ソングから一部分のみのものまで、曲はシンガーたちに届けられ、リリックとメロディ、さらには曲を編集・変更する権限も与えたという。最初に作業を行なったのはイギー・ポップ。そこから全ては回転し始め、奇跡的なバイブとケミストリーが生まれたようだ。
「イギーが来て、ヴォーカルをやり、すぐにフロリダに帰った。彼はたった2日しかいなかったんだ。そして次のアーティストが来て、その次だ。こんなに複雑な性質をもったものを実行することが、芸術的なレベルではこんなにも単純で、クリエイティブにそして流れるようにできたことは驚くべきことだ。クリスとジョシュと俺はここで曲を作り、彼らにとってはその日の午後に初めて聞くことになるデモを確認する。司会進行役となるエリック・バレンタインがまとめてくれたものに合わせてジャムするんだ。そして曲を一晩寝かせておく。翌日にはヴォーカリストが到着する。こんな風なことを5月から6月にかけて規則正しくやってきた。7月にはほとんど作業は終了していたよ」。
アルバムはアナログ・テープでレコーディングされている。デジタルでは表現し得ない自然で人間の本質の音を前面に出すことができるサウンドが、高い熱のまま封じ込まれたのだ。
『スラッシュ』
2010年3月31日日本先行発売予定
※US盤4月中旬(ベスト・バイ流通/13曲収録)
初回生産限定(SHM-CD+DVD) UICE-1156 \3,600(Tax in)
通常盤(CD) UICE-9079 \2,500(Tax in)
1.ゴースト feat. イアン・アストベリー(ザ・カルト)
2.クルシファイ・ザ・デッドfeat. オジー・オズボーン
3.ビューティフル・デンジャラスfeat. ファーギー(ブラック・アイド・ピーズ)
4.プロミスfeat. クリス・コーネル
5.バイ・ザ・スウォードfeat. アンドリュー・ストックデイル(ウルフマザー)
6.ゴッテンfeat. アダム・レヴィーン(マルーン5)
7.ドクター・アリバイfeat. レミー(モーターヘッド)
8.ウォッチ・ディスfeat.デイヴ・グロール/ダフ・マッケイガン
9.アイ・ホールド・オンfeat. キッド・ロック
10.ナッシング・トゥ・セイfeat. M.シャドウズ(アヴェンジド・セヴンフォールド)
11.スターライトfeat.マイケル・ケネディ
12.セイントfeat. ロッコ・デルーカ
13.ウィー・アー・オール・ゴナ・ダイfeat. イギー・ポップ
14.SAHARA feat. 稲葉浩志
◆スラッシュ・オフィシャルサイト
◆スラッシュ画像
「アイデアは当初とても単純なものだった」とスラッシュは話す。「参加してくれたのは全員俺が一緒に音楽をやりたいと感じ、共同で何かクリエイティブなものを生み出したいと思ったアーティストたちだ。彼らが見せてくれた実力にはとても感銘を受けたよ。みんな素晴らしい仕事をしようという意欲にあふれ、とても楽しくレコード制作ができた」。
スラッシュほどに尊敬されているギタリストは少ない。最新アルバムで一緒にやりたいとスラッシュに声をかけられ、断るアーティストは誰一人いなかったのだ。オジー・オズボーン、イギー・ポップ、キッド・ロック、デイヴ・グロールにファーギー…、どんなリクエストも断われるほどの大物たちだが、全員がイエスと即答した。そして生まれたのが『スラッシュ』だ。
「彼らが参加してくれたことを光栄に思っている」とスラッシュは話す。
一方で、スラッシュのプレイに惚れたアーティストは挙げれば枚挙に暇がない。マイケル・ジャクソンからレイ・チャールズ、スティーヴィー・ワンダー、クエンティン・タランティーノやダーレン・アロノフスキーなど、現代の音楽界とポピュラー・カルチャー界のトップがこぞってスラッシュのプレイを求めてきた事実がある。そんな現実にありながら、スラッシュは自身の立場について控えめであり、考えることさえも嫌がる。「俺には関係ないことだ。俺は子供の頃に自分を熱くしたものを引き継いでいると考えたいんだ。そしてそうすることで、何かいいことをしていると思いたい」。
音楽界の最先端に留まっていられたことを彼はこう話す。「多分音楽を心から愛していたからだと思う。そして人々が大いに楽しめるよう、ものすごい努力もしてきた。すべて最上級だったとは言い難いけれどね」。
スラッシュの歴史はガンズ・アンド・ローゼズ、彼自身のバンドだったスラッシュズ・スネイクピット、そしてヴェルヴェット・リヴォルヴァーとして発表した2枚の世界的ヒット・アルバムによって形成されているが、『スラッシュ』こそが初のソロアルバムとなるものだ。「当然音楽的な一貫性はある。アルバムはバラエティに富み、雰囲気も変化する。でもその根底にあるのは…スラッシュらしさだ」。
様々なアーティストとプレイできたら楽しいだろうと考え、作曲を開始、デモを作り始め、そして参加アーティストたちを検討し始めた。1年の大半を作曲とデモ制作にあて、曲ごとに合ったヴォーカリストに思いを巡らせたのだ。
フル・ソングから一部分のみのものまで、曲はシンガーたちに届けられ、リリックとメロディ、さらには曲を編集・変更する権限も与えたという。最初に作業を行なったのはイギー・ポップ。そこから全ては回転し始め、奇跡的なバイブとケミストリーが生まれたようだ。
「イギーが来て、ヴォーカルをやり、すぐにフロリダに帰った。彼はたった2日しかいなかったんだ。そして次のアーティストが来て、その次だ。こんなに複雑な性質をもったものを実行することが、芸術的なレベルではこんなにも単純で、クリエイティブにそして流れるようにできたことは驚くべきことだ。クリスとジョシュと俺はここで曲を作り、彼らにとってはその日の午後に初めて聞くことになるデモを確認する。司会進行役となるエリック・バレンタインがまとめてくれたものに合わせてジャムするんだ。そして曲を一晩寝かせておく。翌日にはヴォーカリストが到着する。こんな風なことを5月から6月にかけて規則正しくやってきた。7月にはほとんど作業は終了していたよ」。
アルバムはアナログ・テープでレコーディングされている。デジタルでは表現し得ない自然で人間の本質の音を前面に出すことができるサウンドが、高い熱のまま封じ込まれたのだ。
『スラッシュ』
2010年3月31日日本先行発売予定
※US盤4月中旬(ベスト・バイ流通/13曲収録)
初回生産限定(SHM-CD+DVD) UICE-1156 \3,600(Tax in)
通常盤(CD) UICE-9079 \2,500(Tax in)
1.ゴースト feat. イアン・アストベリー(ザ・カルト)
2.クルシファイ・ザ・デッドfeat. オジー・オズボーン
3.ビューティフル・デンジャラスfeat. ファーギー(ブラック・アイド・ピーズ)
4.プロミスfeat. クリス・コーネル
5.バイ・ザ・スウォードfeat. アンドリュー・ストックデイル(ウルフマザー)
6.ゴッテンfeat. アダム・レヴィーン(マルーン5)
7.ドクター・アリバイfeat. レミー(モーターヘッド)
8.ウォッチ・ディスfeat.デイヴ・グロール/ダフ・マッケイガン
9.アイ・ホールド・オンfeat. キッド・ロック
10.ナッシング・トゥ・セイfeat. M.シャドウズ(アヴェンジド・セヴンフォールド)
11.スターライトfeat.マイケル・ケネディ
12.セイントfeat. ロッコ・デルーカ
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14.SAHARA feat. 稲葉浩志
◆スラッシュ・オフィシャルサイト
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