JASMINE、理性をかなぐり捨ててアクセル全開の3rdシングル「THIS IS NOT A GAME」大特集

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JASMINE 3rd「THIS IS NOT A GAME」2010.3.3リリース

理性をかなぐり捨ててアクセル全開 JASMINEの突進性が前面出まくり 切実な想いが強く伝わる全力の一曲

──JASMINEの2010年はどんなふうに始まった?

JASMINE: 地元の友達とその辺の神社に行って、そのあと飲んで酔っぱらってカラオケでパーティーしてっていう、なんでもない普通の日を過ごしちゃいました(笑)。

──神社で何か祈願は?

JASMINE: あ、しました。いつも具体的なことはお願いしないんですけど、ずっと昔から「上の方を観たいです」みたいなことをお願いしてるんですよ。毎年「上へ上へ、太陽の方でお願いします!」みたいな(笑)。

──「上の方」とか「太陽の方で」とか、そのJASMINE語、神様に通じるかな?(笑)

JASMINE: あはは。あと今年は成人式もあって、楽しい始まり方になりました。

──そんな2010年の第一弾は「THIS IS NOT A GAME」で。最初リリックを見た時はドキッとしました。うわ、エロい!と思って(笑)。でも実際歌を聴いたら、むしろひたむきで切実な想いが強く伝わってきて。

JASMINE: この曲は、まぁエロく聞こえるっていうのも狙ってはいるんですけど、でも官能的R&Bは狙ってなくて。どっちかって言うと、パンクなイケイケ系なんですよ。2009年12月にNE-YOのゲストアクトとして、さいたまスーパーアリーナと名古屋ガイシホールで歌って、そのライヴで自分の中に火がついた状態になっちゃったんです。で、そのテンションが納まりつかないまま、これを作ったっていう。だから最初、タイトルも「STAGE」にしようと思ってたんですよね。でも「STAGE」って言っちゃうと、音楽をやってない人からしたら「そんなの知らねーよ」って感じじゃないですか。しかも、自分的にもこれはステージそのものより、ステージに向かう気持ちの方だなと思ったんで、「THIS IS NOT A GAME」にしました。

──でも、よくそういう発想ができたね。ステージに向かう気持ちと、メイクラブを想像させる言葉をダブルミーニングにするっていう。

JASMINE: やっぱりそれが一番入りやすいかなって。みんなにとってのステージはライヴじゃないし、女の子にとっては恋愛だし、夢に生きてる人は夢だし、それぞれのステージをイメージして聴いてもらえるように、と思って。しかも、ステージっていうのは出てる側も観てる側も、みんなアクセルべた踏み状態を求めて、そこに来るじゃないですか。で、ラブソングでそういう状態を意味するには、やっぱりやり過ぎぐらいじゃないとダメだなと思ったんで、こういうリリックにしました。だからこれは突進していく感じですね。ほんと、アクセルべた踏み!みたいな。

──書く時、躊躇はなかった?

JASMINE: 躊躇してたらダメだと思って。そこはもう、理性をなくして。ブレーキはなしで、アクセルだけで。

──全然関係ないけど、車運転できるの?

JASMINE: あ、超ヘタですけど(笑)。

──(笑)ちなみにこれを書く時、あすみ(※JASMINEの本名で、彼女の中にいる“もう一人の自分”)は何か言ってた?

JASMINE: あすみは嫌がってましたね(笑)。「もうほんっとやめて! シーッ! シーッ! 恥かくのはあたしなんだから」って。でもJASMINEは「そんなの知らな~い」みたいな(笑)。なので、たまにあすみには消えてもらいます(笑)。やっぱりJASMINEとしては、人のことなんか気にしないで自分の書きたいことを書く! っていうのがあるので。

──アーティストとしてのこだわりですね。で今回、イメージカラーは赤と黒だけど。

JASMINE: はい。最初は色、どうしようと思ったんですよ。けど、曲ができていくうちに赤にしか見えなくなってきて。

──でも前作「NO MORE」のインタビューの時には「次は紫と黄色!」と言ってたような……。

JASMINE: あはは。そうなんですよね~。でも赤になっちゃいました(笑)。紫と黄色って言ってた時は、もうちょっとオシャレな感じと思ってたんです。それが曲を作ってくうちにどんどんガツガツ系になっていったので、いやこれ紫じゃないっしょ、みたいな。闘牛のマントというか、情熱と火と突進、みたいな感じだったので、赤でしょこれは、って。あと、そこに黒の強さも入れたかったので、赤と黒。

──じゃあジャケ写のJASMINEは闘牛を体現?

JASMINE: そうですね。野獣感を出したかったので、角もつけたりして。

──小悪魔のようにも見えるね?

JASMINE: あぁ、言われてみれば。でも小悪魔っていうのは想定外だったかも。だいたいレッドブルになったのも想定外で、気づいたらなっちゃってた、みたいな(笑)。でもどっちにしても小悪魔ではないです。“小”ではなく“悪魔”。キバでガッと噛みちぎる!みたいな。

──それぐらいイキきってる曲だと。

JASMINE: はい。ライヴとか音楽とかエンターテイメントって、「わーっ!」とさせてくれるじゃないですか。そこに突進しろ! みたいな。みんなツライこととかいっぱいあるはずだけど、今はそれを忘れて、この時間だよ! っていう。たった4分ぐらいだけど、その時間は天国みたいに感じてくれたらいいなって思うし、私も理性を取り払って書いたから、聴く人も理性を取り払って聴いてくれれば、成功です(笑)。

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