キッス「メイクしてる若いファンを見たい」

キッスが間もなくUK/ヨーロッパ・ツアーをスタートするが、ベーシストのジーン・シモンズはもしそこで彼らをまねたコスプレ姿の若いファンを見ることができたら、感動して泣いてしまうかもしれないそうだ。

ツアーを行なうたびに若いファンを獲得しているというキッス。そしてコンサート会場では必ず、彼らの格好をまねたファンを見かけるものだが、それが幼い子供にまで浸透するならば幸せこの上ないという。ジーン・シモンズは、UKのAbsoluteラジオでこう話した。「もしコンサート会場で、父親に肩車された、キッス・メイキャップをした5歳の子供を見たとしたら、俺は幸せで泣いちまうだろうな」

キッスは先月、わずか800人収容のロンドンのクラブでスペシャル・ギグを行なったが、5月からスタートするツアーはいつものようにアリーナ級。小規模の会場でのパフォーマンスもレアで貴重だが、やはり大会場でのほうが本領が発揮できるそうだ。「キッスってのはサイズだからな。大きければ大きいほどいい。ドデカイ野外コンサートでは、近くの空港に会場の上に飛行機を飛ばすなって警告したことがある。だって、花火が500フィート上空まで届くことがあるから」

クラブのギグでは、コンフェッティ・キャノン（紙吹雪のエアーショット）を発射しメンバーや観客が呼吸困難に陥るというハプニングが起きてしまった。彼らにはやはり大会場が似合う。

キッスの＜SONIC BOOM OVER EUROPE：FROM THE BEGINNING TO THE BOOM＞ツアーは、5月1日に英国シェフィールドからスタート。ロンドンではウェンブリー・アリーナで2公演行なう。

Ako Suzuki, London