【D.W.ニコルズ・健太の『だからオリ盤が好き!』】 第4回 「オレンジ・キャピトルの謎」

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考えられる可能性は、2つ。

(1) 濃・淡はプレス工場の違い?
一枚のアルバムをいくつもの工場でプレスする場合が多々あり、工場によってレーベルの色や印字が微妙に違っている場合もあります。また、その工場によって音も違うと言われています。レコード会社によっては、プレスされた工場を記号化して、レーベル面に印字したり、送り溝部分にマトリクスとともに刻印したりしているのですが、あいにく、キャピトルのレコードにはそれがないので確認のしようがありません。でもこんなにはっきり違うってあるのかなあ…?

(2) “オレンジ・キャピトル”が、実は'78年で終わっていない?
“オレンジ・キャピトル”が'78年までというのも、いろんな資料を調べた結果、恐らくそうだろうという推論。キャピトルレコードがそう明言しているわけではないので、“オレンジ・キャピトル”が実は'78年以降もプレスされていたという可能性はなきにしもあらず。

うーん、もはやこれは迷宮入りですね…。

でも、とにかく僕は、濃い“オレンジ・キャピトル”の『南十字星』と『Islands』に出会えて本当によかったです。何しろ音がいいんですから。THE BAND後期のこの2作品もちゃんと“THE BANDの音”がしているんですから。

最後にひとつ。『Islands』のUKオリジナル盤も手に入れたことを報告しておきます。

仕様は『南十字星』のUKオリ盤同様、ペラペラ紙質のジャケに、ツルツルした色薄めのオレンジレーベル。音もやはりほかのUK盤同様なのですが、ギュッと詰まった中音域とヌケのよい高音域、そして奥行き感が、リバーブがかった『Islands』の音像にすごく合っています。このアルバムに関しては濃オレンジのUSオリ1stプレス盤よりも、UKオリ盤の方が好みかもしれません。

USもUKもそろえるなんてTHE BANDのレコードくらいしかしないけど、やっぱり嬉しくてニヤニヤしてしまいます。

オリ盤探求の旅はまだまだ続くのであります。

text by:鈴木健太(D.W.ニコルズ)

◆連載『だからオリ盤が好き!』は、D.W.ニコルズのアーティストページに順次掲載されます

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「イイ曲しか作らない」をモットーに、きちんと届く歌を奏で様々な「愛」が溢れる名曲を日々作成中のD.W.ニコルズ。
2005年9月に、わたなべだいすけ(Vo&Ag)、千葉真奈美(Ba&Cho)が中心となり結成。
その後、鈴木健太(Eg&Cho)、岡田梨沙(Drs&Cho)が加わり、2007年3月より現在の4人編成に。
一瞬聞き返してしまいそうな…聞いた事がある様な…バンド名は、「自然を愛する」という理由から、D.W. =だいすけわたなべが命名。(※C.W.ニコル氏公認)

待望のメジャー1st フルアルバム
2010年4月7日発売
『ONELBUM』(ワンルバム)
初回盤(DVD付)
AVCH-78012/B/3,000円(tax in)
通常盤
AVCH-78013/2,500円(tax in)

【CD】
01.B.D.K.
02.春風
03.ファミレス
04.SMOKE
05.グリンピースヌーピー
06.熱帯夜
07.太陽
08.サマーレイン
09.波待ちサーファー
10.マイライフストーリー
11.haleiwa
【DVD(初回盤のみ)】
01.マイライフストーリー
02.春風
03.B.D.K.

◆D.W.ニコルズ オフィシャルウェブサイト
◆D.W.ニコルズ MySpace
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