-異種格闘技対談-Ring【round2】第5回/SHOGO(175R)

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-異種格闘対談-Ring【round2】第5回

ゲストSHOGO(175R/Vo)X 逹瑯(ムック/Vo)

「北九州市のことならなんでも聞いて。僕、一応、北九州市の観光大使なんで(笑)」SHOGO

逹瑯:でもさ、やっぱ同郷ってのはデカイよね。東京から離れていれば離れてるほど、その絆みたいなもんが強い気がするな。だって、茨城っていわれても、あんまピンとこないもん。1時間くらいで帰れちゃうからね。

SHOGO:そんなに近いの? んじゃ通えばいいじゃん。

逹瑯:通えるほどは近くはないんだな、これが(笑)。そこが中途半端なんだよ。

SHOGO:ほとんど東京のイメージだけどね、1時間なんて。

逹瑯:まぁね。

SHOGO:東京に住んだら面白いけど、やっぱ物価高いじゃん。だから、実家が近かったら、俺は絶対実家から通うね。

逹瑯:たしかにね~。SHOGOは九州だっけ?

SHOGO:そう。小倉。あんま治安よろしくないイメージだけどね(笑)。

逹瑯:ねぇねぇねぇ、じゃぁさ、ラーメンっていって思い浮かべるのは豚骨なの?

SHOGO:もちろん!

逹瑯:そうなんだ、やっぱ! ウチ等って、ラーメン食べに行こってなったら、まず、ベース選ばない? 醤油系か、塩系か、豚骨系かって。

――たしかにね。

逹瑯:でも、やっぱ、豚骨ラーメンの街だけあって、そこは迷わねぇんだ。

SHOGO:だって、地元にその他のラーメン屋がほとんどないんだもん。ラーメンの種類が多いのも、東京ならではだよね。やっぱ、東京って特別な場所だったもんな。俺たちの世代って、『ろくでなしBLUES』世代だから、あれで東京知ったからね(笑)。吉祥寺って街にすごい憧れを抱いてたもん。

逹瑯:『ろくでなしBLUES』ね! そうだね(笑)。でも、確実に間違った東京の知り方だよね(笑)。しかし、そういう意味で言ったら、『龍が如く』をやって真に受けてたら、新宿歌舞伎町なんか怖くて歩けないよね(笑)。喧嘩ばっかしてっからね。

※編集部注:
『ろくでなしBLUES』…吉祥寺の高校を舞台に、ヤンキーたちの青春を描いた少年漫画。森田まさのり原作。
『龍が如く』…馳星周シナリオ監修による、欲望と暴力が渦巻く街“神室町”を舞台にしたプレイステーション2/3用アドベンチャーアクションゲーム。

SHOGO:でも、ホント、そうだよ! だから地元の友達とか、あんま遊びに来たがらないもん、東京(笑)。

逹瑯:でも、ウチ等からしたら、小倉とか九州の方のが怖いイメージあるけどね。

――うん。硬派なイメージあるよね。九州って。

SHOGO:方言もあるからね。語尾に“け”とか“ちゃ”がつくんだよね、小倉とか福岡は。

――あぁ! “~ちゃ”って言うね。あれ、女の子は可愛いよね。『うる星やつら』のラムちゃんみたいな。

逹瑯:あぁ、“~だっちゃ!”みたいなね!

SHOGO:そうそう。よくそう言われるよね。可愛いって。ロバートの秋山さんが地元が一緒なんだけど、よく子供のコントやるとき、地元の方言でやってるから、あんな感じって思ってもらったら完璧(笑)。

逹瑯:そうなんだ(笑)。

SHOGO:うん。なんでも聞いて、北九州市のことなら。僕、一応、北九州市の観光大使なんで(笑)。

逹瑯:なにそれ!?

SHOGO:その名のとおりだよ(笑)。北九州市の観光大使なの。ちゃんと北九州市から任命された観光大使なんだよ。

逹瑯:どういう仕事すんの?

SHOGO:あのね、特にないね(きっぱり)。

逹瑯:あははは(爆笑)。

SHOGO:でも、まさに、こういう会話になったときに、北九州市をアピールするのが任務って感じ(笑)。

――それは、西川貴教さんが「滋賀ふるさと観光大使」だったりするのと同じ?

SHOGO:そうそうそう! 1年に1回くらい“名刺なくなってませんか?”って連絡きます。

逹瑯:名刺なんか持ってんの!?

SHOGO:そう(笑)。

逹瑯:いいね、それ。なかなかいないよ、名刺持ってるアーティスト(笑)。

SHOGO:だよね(笑)。でも俺、前に所属してたレコード会社で名刺作ってもらったことあるよ。椎名林檎さん以来で、レコード会社が名刺作ってくれたの。

逹瑯:なんで?

SHOGO:だって俺、シンガーソング・プロモーターだからさ。どこでも一人でいって、歌って、営業取ってくるから(笑)。

逹瑯:俺も名刺欲しいなぁ。なんか、名刺交換って憧れじゃない? 大人な感じでさ。でも、あんまミュージシャンって名刺持ってないから持ち辛いし。もし持つんなら、ピックがいいかなと思っててさ。

――名刺って、住所とか連絡先とか、いろいろと必要事項が多いから、ピックのスペースじゃ賄えないよ。

逹瑯:だからね、ピックの表には名前だけで、裏にQRコードを付けといて、そこから読み取るようにすんの。そしたら、携帯にそのまま情報が入るからよくね?

SHOGO:いいね! それ。それいいわ!

逹瑯:でしょ。ピックってある意味ミュージシャンの証みたいなもんじゃん。

――逹瑯くん、ライヴで投げたいがために自分のピック作ったくらいだもんね(笑)。

逹瑯:そうそうそう(笑)。俺、楽器できないんだけど、ライヴで投げるためだけ用にピック作ったの(笑)。

SHOGO:あははは。俺はギター弾くから自分のピックあるけど、たしかに憧れかもね、自分のピックってね(笑)。うん。それは貰った方も嬉しいかもね。

逹瑯:でしょ(自慢げ)。

SHOGO:ライヴでアーティストが投げたピック拾えたら嬉しいもんね。みんな必死で探してる間、まったくライヴ見てないもんな~。

逹瑯:たしかに(笑)。

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