アダム・ランバート、大熱狂の初全米ツアー

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アダム・ランバート初の大規模全米ツアーが6月初旬からスタート、世界中から熱狂的ファンが海を超え駆けつけているようだ。

◆アダム・ランバート画像

6月22日(火)、23日(水)にはニューヨークのタイムズ・スクエアに位置するノキア・シアターでライヴが行なわれた。もちろんチケットは発売直後に即完。アメリカのみならず、ヨーロッパ、南米、そして日本を含むアジア各国からファンが大集結しており、ラインストーンだらけのTシャツを着た10代男性ファンから、白髪にパープルのメッシュでキメている60代の女性まで、幅広い年齢層のオーディエンスがアダム・ファッションとメイクでドレス・アップしている。

会場にはライヴ開始24時前から列ができ、ニューヨークど真ん中の歩道で一夜を明かす人々が続出。その事実が米TV番組で伝えられると、アダムは「何て言っていいのか分からないほどスゴイことだよね!」と興奮気味に語ったという。

「今回のツアーでは、パフォーマンスのスピリチュアルな本質部分を徹底的に磨き上げた。パフォーマーと観客がひとつに繋がることができれば、そこにはきっと“何か”が起きると信じているからね。僕のファンはとても献身的で、僕がすることにとても情熱を持ってくれる。だからこのショーは、本当に全てファンのためのものなんだ」──アダム・ランバート

「全ては音楽ありきだと思っている」と真摯に音楽に向き合うアダムだが、やはりライヴでは“グラムバート”の本領発揮とも言える煌びやかな衣装とパフォーマンスから目が離せない。目まぐるしく変わる華麗な衣装には幾千もの大粒のラインストーンが輝き、イニシャルAがあしらわれたシルクハットには大きな羽飾りが揺れる。大胆にはだけた胸元にゴシックな首飾りが光り、エルビス・プレスリーよろしく袖には大量のフリンジがなびいている。足元は終始裸足だが、手のネイルはブラックに塗られ、メイクもライヴでは一段とゴージャスさを増している。

つい先週、“アダム頭半分刈り上げ!”というゴシップ・ニュースが全米を駆け抜けたが、そのニュー・ヘアスタイルを活かし、片側は目元にあしらわれたラインストーンがまるで天の川のように輝きながら頭部へとつながっている。同様にゴージャスなメイクと衣装に身を包んだダンサーとバンド・メンバーを従え、アルバム『フォー・ユア・エンターテイメント』からの曲を続々熱唱するアダムに、観客席からは絶叫の嵐が絶えなかった。日本でもヒット中のバラード・シングル「ウォント・フロム・ミー」をアコースティックギターに併せて抒情的に歌うと、会場も一体となって大合唱が巻き起こった。

「会場には国籍も人種も年齢も、全く違ったたくさんのファンたちが集まってくれている。音楽にはそういう全ての“壁”を超える力があることを証明することができて、とても嬉しく思うよ」──アダム・ランバート

全70公演の北米ツアーは9月中旬まで続くが、その後にはアジアを含めたワールドツアーも噂されており、日本でもこの神の声域を持つ世紀のグラム・シンガーの歌声が、1日も早く聴ける日が待ち望まれている。

『フォー・ユア・エンターテイメント』
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◆アダム・ランバート・オフィシャルサイト
◆アダム・ランバート日本オフィシャルツイッター
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