サッズ、ヤバい爆音リスニングパーティーに潜入
7年の沈黙を引き裂くように、7月7日、いよいよ登場するサッズのニューアルバム『THE 7 DEADLY SINS』。発売日を前に、いち早く新生サッズの新しい音をみんなで聴こうと、いや、サッズに“音殺”されようという600人限定の爆音試聴パーティー<sads new album 『THE 7 DEADLY SINS』 listening Party>が、7月5日、恵比寿リキッドルームにて開催された。
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新しいサッズが目覚める運命の一日となった5月1日の日本武道館公演直後から、新作の制作までを追ったドキュメント映像のあと、ステージ上には、今回のイベントでMCを務める音楽ライターの増田勇一氏が登場。普段、ライヴレポやインタビューなど、文字を通してその名前を目にしている氏の登場に、多くのファンから歓声とどよめきが起こる。
増田氏が絶妙なトークで会場をなごませたあと、「サッズ! サッズ!」というサッズコールでメンバーがステージに姿を現す。清春はじめ、メンバーの挨拶のあと、いよいよ集まったファン待望のニューアルバム『THE 7 DEADLY SINS』の爆音試聴会が始まった。
暗闇の中から身体を突き刺す爆音と閃光、そしてスモーク。これまで耳にしたどのライヴよりも大きい、激しい音、高い音圧。爆音試聴会は、“音殺”という言葉どおり、高域の音の粒子は肌を激しく斬りつけ、低域の音は鈍器のように身体の内側を叩きつけてくる。幸運な600名のオーディエンスたちは、身体全体が音に対する感覚器となり、サッズの危険で、邪悪で、鋭く尖った上質かつヘヴィな音に曝された。そしてそこに残るのは、“カッコいい”“すごい”という言葉のさらに上を行く感覚。それは呼吸が浅くなり、鼓動が早くなるほどの感覚。あえて文字にすると“ヤバい”という言葉かもしれない。
会場は、そんな“ヤバい”音の洪水で満たされ、そしてオーディエンスは、ただただ、サッズに溺れた。
ちなみに試聴会途中には、会場後方の関係者スペースにサッズの姿も。メンバーは、サッズの新しい音を浴び続けているオーディエンスたちの姿を満足気に眺めつつ、自分たちが創り出した圧倒的なアルバムのできを再確認しているようだった。
アルバム収録曲全曲の試聴が終了し、再びサッズのメンバーと増田 氏が登壇。アルバムの制作秘話や映像制作の裏話など、アルコールとともに語るメンバーが語るトークショー、さらにプレゼント抽選&ジャンケン大会までも行なわれた。
「(作品を作るときに)自分で予測するじゃないですか。バンドだから、当然ソロより激しくなるっていうのはあったんですけど、メンバー集まってもらった時点で、何となくこのくらいはできると思っていたんですけど、それを100として、(実際できあがったアルバム『THE 7 DEADLY SINS』は)130、140くらいの感じでしょうかね。」── 清春
すべてのイベントが終了し、恵比寿リキッドルームから吐き出されてきたオーディエンスたち。サッズに“音殺”された彼らは、もはやサッズの音でしか満足できず、サッズの攻撃的なヤバい音を欲し続けているはず。そんなサッズの“最凶”ニューアルバム『THE 7 DEADLY SINS』は、7月7日、発売だ。
◆サッズ『GOTHIC CIRCUS』ミュージックビデオ
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