斉藤和義、ヒルクライム、moumoonほか豪華アーティストが<着うた(R)の日 LIVE>で競演

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12月2日、JCBホールにて、“違法配信撲滅”と“エルマークの意識普及”を目的とした、レコチョク主催<着うた(R)の日LIVE'10>が開催された。

◆斉藤和義、ヒルクライム、moumoon、ナオト・インティライミ、WEAVER、fumika画像@<着うた(R)の日LIVE'10>

出演アーティストは、WEAVER、斉藤和義、ナオト・インティライミ、ヒルクライム、moumoonに加え、2010年8月に行なわれた<レコチョクオーディション>でグランプリを受賞し、メジャーデビューを飾ったばかりのfumikaの6組。レコチョクをにぎわせた、2010年を代表するアーティストの競演となった。

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トップバッターは斉藤和義。スリリングなギターのイントロで幕開けた「ずっと好きだった」で、観客は一気に惹き込まれていった。ソロ名義ではあるが、メンバーとともにグルーヴィーなサウンドを生み出す様は、完全に超一級のロック・バンド。斉藤和義によるギター・ソロで盛り上げる場面もあるなど、歌声だけにとどまらない魅力が存分に発揮されたステージであった。

WEAVERの1曲目は、「僕らの永遠~ 何度生まれ変わっても、手を繋ぎたいだけの愛だから~」。柔らかなメロディに魅了された観客の手拍子が、JCBホールを和やかに揺らした。「今一番リアルな気持ちが入っている曲です」という杉本雄治(P&Vo)の紹介を経て披露さされた新曲「キミノトモダチ」は、甘酸っぱいメロディが光った。演奏後に、深々と一礼をした3人へは、観客から惜しみない拍手が贈られた。

moumoonは誰もが楽しみにしていたあの曲、「Sunshine Girl」からスタート。伸びやかなメロディを澄み渡った声で歌いながら、ワンピースの衣装を揺らして歌うYUKAは、まるで森の妖精のようだった。「わたしは明日、着うた(R)の日の12月3日が誕生日なんですよ。縁を感じます」というYUKAのMCで観客を沸かせつつ、ラストは「moonlight」。穏やかな幸福感が、観客を包んでいった。

ハイテンションな全速力でステージに飛び出して来たナオト・インティライミ。「盛り上げておいてなん ですが、1曲目はほっこりしたラブソングです」と「タカラモノ ~この声がなくなるまで~」へ。MCで巧みな話術を発揮し、絶妙なタイミングで曲へと突入する最高のエンタテインメントを全篇で展開してくれた。ものすごい数のタオルが場内でカラフルに回転した「マワセマワセ」、スペイシーなサウンドと痛快なタテノリが融合した新曲「Adventure」まで。客席中が笑顔で溢れていった。

2010年に行なわれた<レコチョクオーディション>グランプリに輝いたfumika。キラキラしたウィンター・リミックスが施された「天国のドア」を歌いだした瞬間、すべての観客が彼女の高い実力に圧倒されたはずだ。全身を使って歌い、声量たっぷりに歌うfumikaの歌は、心の奥底にまで届いてきた。2曲目「snowflakes」は、軽快なステップでステージ上を巡り、時々手を振り、喜びに満ちながら歌う姿が印象に残った。今後の活躍に期待が高まる。

1曲目「ルーズリーフ」の時点で、早くもすさまじい盛り上がりとなったヒルクライム。4曲目「春夏秋冬」を歌った後のTOCのMCが粋だった。「着うた(R)によって音楽が身近になったのは素晴らしいことです。でも、ライヴの熱気はダウンロード出来ません。記録よりも記憶に残せるのがライヴです」。そして、スペシャル・ヴァージョンで聴かせたのが、DJ KATSUのキーボード演奏を交えた「大丈夫」。何が起こるかわからないのがライヴ。着うた(R)を愛するユーザーが生で音楽を体感するために集まったこのイベントの意義を、鮮やかに示したエンディングとなった。

Text by :田中 大

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<着うた(R)の日LIVE>は、着うた(R)サービスが誕生した12月3日を「着うた(R)の日」と定め、2008年から毎年開催されているライヴイベント。3回目となる2010年は、過去最大の約5万口の応募があり、この中から抽選で選ばれた1200組2400名が会場に招待された。

当日の模様は、日本テレビ系音楽情報番組『レコ★Hits! 1時間スペシャル』(日本テレビ12月7日(火)24:39~ ※一部地域を除く。)で放送される予定だ。

◆レコチョク
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