[クロスビート編集部員リレー・コラム] 副編集長播磨編「ザ・ジョイ・フォーミダブル」

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遂に!! やっと!! ザ・ジョイ・フォーミダブルがフル・アルバム『TheBig Roar』を完成させた。

彼らは北ウェールズ出身のリッツィ・ブライアン(Vo、G)とリディアン・ダフィッド(B)のカップル、そして2代目ドラマーのマット・トーマスの3人。日本のみでEP「A Balloon Called Moaning」を出したのが2008年12月(後にパッション・ピットのアヤドのレーベルからUSでもリリース)だから、もう2年が経つ。その間に彼らはちょこちょこ新曲を発表しつつライヴでファンベースを構築、2010年6月には何とポール・マッカートニーのカーディフでのショウのサポートを務めるまでに!

圧倒的にポジティヴなメロディを、紅一点リッツィのパワフルでコケティッシュなヴォーカルとソリッドで分厚く骨太なギター・サウンドで、スケール大きくダイナミックに展開していくところが何よりもこのバンドの魅力だ(フーファイやフィーダーなどのファンにもお薦め)。『TheBig Roar』は既発の「Austere」「Cradle」「Whirring」など名曲を再録音(のはず)して入れつつ、大きなうねりをもってドラマティッ クに盛り上がる8分近い冒頭曲他の新曲とうまく噛み合わせて全体像を作り上げている。

2009年にKyteの前座として来日した時のライヴも相当良かったので、何とか来日に漕ぎ着けて欲しいものだが……。

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