<SMTOWN LIVE in TOKYO>3日間で15万人動員

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BoA、東方神起、少女時代、SHINee、SUPER JUNIORら、人気アーティストが多数所属するS.M.エンタテイメント主催ライヴ<SMTOWN LIVE in TOKYO SPECIAL EDITION>が、9月2日(金)、3日(土)、4日(日)の3日間にわたり東京ドームで開催され、のべ150000人の観客が来場した。その公式ライヴ・レポートが到着したのでお届けします。

◆<SMTOWN LIVE in TOKYO SPECIAL EDITION>画像
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今年1月に初めて日本(国立代々木競技場 第一体育館)で開催された<SMTOWN LIVE in TOKYO>。24000人を動員したこの公演のチケットが一瞬でソールドアウトしたことを受け、9月2日~4日の3日間、<SM TOWN LIVE in TOKYO SPECIAL EDITION>と題された追加公演が東京ドームで行なわれた。

3日間で150000人という動員数は、<SM TOWN LIVE>史上最大規模。S.M.エンタテインメント所属の11組36名のアーティストによる夢のような一夜に日本中から集まったファンが酔いしれたのだ。

16:00ジャスト。抜群の歌唱力を持つJ-Minの『Shine』でライヴはスタート。

久々の日本でのパフォーマンスとなった天上智喜やKIM MIN JONG、KANGTAによる、それぞれの個性を発揮したステージが続いて行く。

中でも、客席からひときわ大きな声援が沸き上がったのが、ライヴ前の会見で来年日本で正式にデビューすることを発表したf(x)。韓国でのデビュー曲「LA ChA TA」やアッパーなナンバー「Chu」で50000人のテンションを一気に上昇させたのだ。

続いてSHINeeがステージに登場すると、オ―ディエンスはさらに熱狂。今年6月に日本デビューを果たした彼らは、そのデビュー曲「Replay-君は僕のeverything‐」や8月29日にリリースされたばかりの2ndシングル「JULIETTE」を日本語で披露。本公演前のオープニングセレモニー時に「いつかは立ちたいと思っていた夢の舞台」と語っていた東京ドームで若さを炸裂させたフレッシュなパフォーマンスを見せてくれた。

SHINeeより一足早く、昨年9月に日本デビューしたのが少女時代。1stアルバム『GIRLS'GENERATION』が出荷枚数80万枚を突破するなど、既に日本で旋風を巻き起こしている彼女たちは、そのパーフェクトなルックスと可憐なダンス、そして女の子ならではのキュートなボーカルで50000人を魅了。「Kissing You」では日本語の曲ではないにもかかわらずオーディエンスも一緒に歌い、いかに彼女たちの楽曲が日本で愛されているかを証明してみせた。

日本での正式デビューはまだだが、絶大な人気をはくしているのがSUPER JUNIOR。この日も彼らの代表曲「美人(BONAMANA)」のイントロが始まったとたん、一糸乱れぬ掛け声が50000人から沸き上がった。さらに、現在韓国で驚異的なセールスを記録している5thアルバム『Mr.Simple』のリード曲『Mr.Simple』を披露すると、客席は大喜び。間奏で繰り出されるアグレッシヴなダンスにも熱い視線を注いでいた。そのうえ12月10日、11日に京セラドームで単独ライヴ<SUPER SHOW 4>を開催することも発表。今年2月に横浜アリーナで3日間行なった<SUPER SHOW 3>のチケットがまたたく間に完売したことを思うと、この12月のライヴも相当な反響を巻き起こすに違いない。

S.M.エンタテインメントに所属するアーティストの中で、いち早く日本での人気を不動のものにしたのがBoA。2001年に日本でデビューした彼女は、今年10周年イヤ―を迎えた。オープニングセレモニーでも「東京ドームでライヴができることは、10周年を迎えた私にとって、とても意味がある」と語っていたが、現在のようにK-POPが認知されるずっと前から日本で活動し、確固たる地位を築いてきた彼女には、東京ドームのステージは感慨深いものがあるだろう。それだけに、その想いをぶつけたパフォーマンスは圧巻。キレのあるダンスはもちろん、日本語のバラード『I See Me』を素晴らしい表現力で歌い上げ、50000人を楽しませてくれた。

BoAもSHINeeのKeyをフィーチャーした楽曲「I did it for love」を披露したのだが、この<SM TOWN LIVE>の特徴のひとつが様々なアーテイストによるコラボレーション。例えば少女時代のジェシカとf(x)のクリスタルという組み合せで聴かせてくれた「Tik Tok」やSUPER JUNIORのキュヒョンと少女時代のソヒョンがデュエットした「Way back into love」、SUPER JUNIORのリョウクとイェソンにSHINeeのオンユを加えた3人が日本語で熱唱した「千の風になって」など、それぞれの単独ライヴでは聴くことのできないナンバーを味わうことができるのだ。ユニットの枠を越えた、レア度の高いコラボレーションが楽しめる。これも<SM TOWN LIVE>がたくさんのファンに支持される理由なのだろう。

次から次へと人気のアーティストが登場する中、やはり一番の声援を浴びていたのが東方神起。地上15メートルの高さに姿を現した2人は、そのままワイヤーに吊られて85メートル移動。その間中、50000人は熱い声を上げ続けていた。そんなファンの想いに応えるように彼らもシングル曲「Super Star」や「Why?(Keep Your Head Down)」はもちろん、「ニューアルバムの中の曲を1曲歌いたいと思います」(チャンミン)と9月28日リリースのアルバム『TONE』に収録されている楽曲「B.U.T(BE-AU-TY)」を初披露。ワイルドさとキャッチーなメロディが印象的なナンバーを歌い踊り、オーディエンスの視線を釘付けにしたのだ。東方神起は来年の1月からの全国ツアーも決定。人気と実力を兼ね備えた彼らの地位は、もはや盤石と言っていいだろう。

全56曲、4時間半に及んだライヴは「光(Hope)」を全アーティストが一緒に歌い、ハッピーな雰囲気の中で終了。天井からはたくさんのカラフルな風船が舞い落ち、50000人は満面の笑顔でそれを受け止めていた。終わりゆく2011年の夏。東京ドームに詰めかけた人々にとっては、この夏の最高の思い出が出来たに違いない。

文●高橋栄理子

◆BARKS アジアンアーティストチャンネル
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