エルヴィス・プレスリー、ボディガードの著書をベースにした映画が来年公開に

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かつてジョン・レノンやハリー・ニルソンなどの人生を描いた年代物ドキュメンタリーを制作した映画監督ジョン・シェインフェルドが、“キング”ことエルヴィス・プレスリーの生涯に関する映画を初めて監督することになった。

RLF VICTOR PRODUCTIONSは、エルヴィスのボディガードで友人でもあったソニー・ウエストが書き下ろし2007年に出版した著書『ELVIS: STILL TAKING CARE OF BUSINESS』をベースにした映画『フェーム & フォーチュン』の制作に向けて、シェインフェルドに監督と脚本の書き直しを依頼。THE GERSH AGENCYが映画の宣伝関係を請け負い、キャスティングはこの秋からスタートするとのことだ。

劇場公開は、エルヴィスが1977年8月16日に他界してからちょうど35年目にあたる来年を予定しており、RLF VICTOR PRODUCTIONSの社長シンディ・フリードランダーがマイケル・シュラウおよびソニー・ウエストと共に書いた脚本を、監督のシェインフェルドが書き直す形で制作が進められる。また、エヴゼクティヴ・プロデューサーは、トッド・スレイターが務めるとのことだ。

ビルボードの取材に対し、シェインフェルドは映画『英国王のスピーチ』のストーリーになぞらえ、「この映画は究極の友情物語だ。ストーリーが始まる時、エルヴィスはすでに世界の頂点に立ち、片やソニーはメンフィス生まれの貧しい若者という立場にある。2人は偉大な兄と小さな弟のような関係だったが、時間を共有するに連れてエルヴィスはソニーに対する信頼感を増していく。そして2人はやがて対等の関係になり、さらにはソニーが“ビッグ・ブラザー”になるという変化を遂げていく」と語っている。

これまでにエルヴィスを描いたTV映画はいろいろと作られ、2005年にはジョナサン・リース・マイヤーズ、1993年にはロブ・ヤングブラッド、1988年にはデール・ミッドキフ、1979年にはカート・ラッセルがそれぞれエルヴィスを演じている。しかし劇場公開用の映画としてエルヴィス作品が作られたことはなく、今回が初の試みとなる。

◆ニュース提供:ビルボード
◆BARKSビルボード・デイリーニュース・チャンネル
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