ファブリッツィオ・ボッソ、ニーノ・ロータの作品集を発売

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世界的なトランペッター、ファブリッツィオ・ボッソがロンドン交響楽団をバックにニーノ・ロータ作品を演奏したアルバム『ニーノ・ロータに捧ぐ~ゴッド・ファーザー』を、3月14日にリリースした。

ファブリッツィオ・ボッソはイタリアのジャズ・シーンが生んだ名トランペッター。ソロ活動や、イタリアを代表するジャズ・バンド、ハイ・ファイヴの中心メンバーとしての活動などを通じ、今や世界的な存在だ。そんな彼が、今回、英国を代表する名門オーケストラ、ロンドン交響楽団とともに録音に挑んだのは、イタリアを代表する作曲家ニーノ・ロータ(1911-1979)の作品である。

イタリア・ミラノで生まれたニーノ・ロータはクラシックと映画音楽で活躍した作曲家で、特に映画音楽では「太陽がいっぱい」「ロミオとジュリエット」「ゴッドー・ファーザー」などの名曲で人気を博し、また映画監督フェデリコ・フェリーニの作品のほとんどの音楽を手掛けた、まさに20世紀イタリアを代表する作曲家の一人だ。

そして、この偉大な作曲家の記念すべき生誕100周年にあたる2011年に、ファブリッツィオ・ボッソとロンドン交響楽団、そしてクラウディオ・フィリッピーニ(ピアノ)、ロザリオ・ボナコルソ(ダブル・ベース)、ロレンツォ・トゥッチ(ドラムス)によって録音されたのが今回のアルバム『ニーノ・ロータに捧ぐ~ゴッド・ファーザー』である。編曲を担当したのはイタリアの映画音楽、テレビなどの音楽を多数手がけ、“エンリオ・モリコーネの真の後継者”ともいわれるステファノ・フォンジーで、彼によってアレンジされた映画「ロミオとジュリエット」「山猫」「道」「ゴッド・ファーザー」らのテーマなど、今なお世界中で愛されるニーノ・ロータの名曲が、ファブリッツィオ・ボッソ、ロンドン交響楽団の個性と融合し、時にジャジーに時にクラシカルに響き渡っている。

偉大な作曲家と優れた演奏家たちの才能が一つになった感動的で奥の深い作品だ。

『ニーノ・ロータに捧ぐ~ゴッド・ファーザー(Fabrizio Bosso Plays Enchantment L'incantesimo di Nino Rota with London Symphony Orchestra)』
3月14日発売
TOCJ-90072 HQCD ¥2,800(税込)
1.映画「8 1/2」より
2.映画「ロミオとジュリエット」より
3.映画「フェリーニのアマルコルド」より
4.エンチャントメント
5.映画「山猫」より
6.映画「道」より
7.映画「ゴッドファーザー」より
8.映画「Ragazo Di Borgata」より
9.映画「甘い生活」より
ファブリッツィオ・ボッソ(トランペット)
ロンドン交響楽団
ステファノ・フォンジー(編曲、指揮)
◆EMIミュージック・オフィシャルサイト
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