ファン、ニュー・シングルはポール・サイモンの影響も

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2ndアルバムからの1stシングル「ウィー・アー・ヤング」が5週目のビルボード100の1位を続けているファンは次のシングルであるアルバム・タイトル曲「サム・ナイツ」でも勢いを維持できたらと願っている。

フロントマンのネイト・ルエスは、これがタイトルから先にできた曲だという。「スコットランドのどこかをツアーしていたとき、みんなに『ねえ、聞いてくれ。僕はアルバムを“サム・ナイツ”ってタイトルにしたいんだ』って言ったのさ。それがどこから浮かんで来たのかはわからなかったけど、みんな『そいつは素晴らしいアルバム・タイトルだ!』って言ってくれた。だから、自分にとってそれがどんな意味を持つのかを考え始め、それについて歌を書いていったんだ」

ルエスによると、音楽的にはいろいろな影響を引っぱってきたそうだ。「なぜかポール・サイモンの『グレースランド』のことを考えていた。コーラスは思いついたんだけど、ヴァースがなかったから『これは自分が今までに書いた最高傑作になる』って自分に言い聞かせて頑張ったんだ。全体がまとまって、みんなに聞かせると『わかった、さあやろう』ってすごくエキサイティングだった。アルバム全体がそんな感じだったよ。自分のことを説明しなくて良かった。“サム・ナイツ”はまさにその始まりだった。僕たちがひとつになってアルバム全体に向かっているっていうのがわかったんだ」

ジャネル・モナエをフィーチャーした「ウィー・アー・ヤング」のおかげでバンドの知名度はぐっと上がった。それもフュエルド・バイ・ラーメンとの新しい関係によるところが大だという。

「1stアルバム(『エイム・アンド・イグナイト』)をリリースしたネットワークもよかったけど、大きい会社だとさらに大きな観客にリーチできるのがいいね。彼らには何度もアプローチされていたけど、僕たちがバンドとしてしっかり確立されるまで契約しなかったんだ。アルバムを作る段になったら、彼らはまったく邪魔をせず、100%支援してくれたよ」

バンドは6月まで北米ツアー中で、スウィートライフ・フェスティバル、サスカッチ!ミュージック・フェスティバルなどを回り、さらにはヨーロッパや日本、オーストラリアまで脚を伸ばす予定だ。「もちろん2~3週間オフは取るよ。でないとおかしくなっちゃうだろうね。それって残念だよ。なにしろ僕はツアーに出てるのが大好きだから」

3rdアルバムについてだが「仕事だからって音楽を書きたいとは思ったことないんだ。好きなことだから書きたいのさ。それって僕にとってこのアルバムが素晴らしいと思うもうひとつの理由なんだよ。わざとらしさとかなくて、自分がまた音楽ファンに戻ったって気がするから。また何かにインスパイアされた瞬間をちゃんとつかめるようにしたいね。それってムリしてできることじゃないから」

◆ニュース提供:ビルボード
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