雨谷麻世、小惑星探査機「はやぶさ」の生みの親・的川泰宣氏作詞の「未来をのせて」を初披露

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聴く人の心を優しく癒すクリスタルボイスで多くのファンを魅了しているソプラノ歌手・雨谷麻世(あまがいまよ)が、小惑星探査機「はやぶさ」の生みの親、JAXA(宇宙航空研究開発機構)名誉教授・的川泰宣氏が作詞した「未来(ゆめ)をのせて~はやぶさの軌跡~」(作・編曲=服部克久)をキングレコードから8月22日に発売することになり、それに先がけて7月23日、東京・文京区の文京シビック小ホールで同曲の初演を行った。

同曲は、的川氏が「はやぶさ」への想いを詩に託したスケールの大きな作品で、この日は、的川さんと作曲&編曲家の服部克久氏も会場に駆けつけ、同曲の誕生秘話を披露した。

「的川先生は、(作詞の世界とは)畑違いとは思ったんですけれど、子どものような純真な心を持っていらっしゃるので、きっとすてきな詞が書けるだろうなと思ってお願いした」ことがきっかけで生まれた作品で、的川氏は「服部先生から詞を書かないかと言われたときは、ちょっと重い宿題だなと思ってしばらく忘れていたんですが(笑)、長野県の伊那に行ったとき、電車の中から南アルプスと中央アルプスの狭間にある伊那谷という豪快な景色を見ているときに突如、その服部先生からの宿題を思い出しまして、いまだったら書けるんじゃないかという気持ちが沸いてきて、一挙に、30分ぐらいで書き上げた」として詞が完成した。

早速、その詞にメロディーを付けた服部さんが「僕の知り合いのプロデューサーの方が、素晴らしい声を持った雨谷麻世さんという歌手の方がいらっしゃると紹介され、そのCDを聴かせていただいたところ、癖のないストレートで素直な声だったので、この方だったら「未来をのせて」の詞と曲にぴったりだ」ということで雨谷にオファーがあり、彼女も「素晴らしい詞と曲でしたので、ぜひ私に歌わせてください」と返事をして今回の企画が実現したという。

的川氏は「服部先生に素晴らしい曲を付けていただき、雨谷さんには天使のような歌声で歌っていただけるので、私は大変驚きながらあきれかえっています」と大満足。

約370席の会場は熱烈なファンで満席のなか、初演の「未来をのせて~」をはじめ、倉田信雄のピアノ伴奏で同CDのカップリング曲「カッチーニのアヴェ・マリア」、映画音楽「ひまわり(愛のテーマ)」、さだまさしのヒット曲「精霊流し」など全7曲を熱唱し、「私は、この『未来にのせて~はやぶさの軌跡~』で、希望を捨てない、夢をあきらめない、そんなメッセージを日本中の皆さまに、そして子どもたちに届けたいと思っています」と話した。

来る10月23日には、同CD発売記念コンサートを東京・サントリーホール ブルーローズで開催する。

「未来(ゆめ)をのせて-はやぶさの軌跡」
2012.08.22発売
KICS-1807 ¥2,000(tax in)
1. 未来をのせて-はやぶさの軌跡
2. アヴェ・マリア
3. アメイジング・グレイス (アカペラ)
4. 自由の大地
5. 祈りの詩
6. 未来をのせて (インスト)

◆雨谷麻世 オフィシャルサイト
◆雨谷麻世 レーベルサイト
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