元FANATIC◇CRISISの石月努、音楽を通しメッセージを再発信

◆石月努画像
「2011年の東日本大震災。その被災地への支援活動のために現地入りしたときに、改めて自分を見つめ直すきっかけが生まれました。もちろんデザインなどアートでも明るい気持ちを与えてゆくことは出来ると思う。だけどそれ以上に「人の心を豊かにする力を長く届け続けてゆく手段」を思い描いたときに、それまで胸の中に閉まっておいた「音楽を通して想いを伝える」という気持ちに立ち返れた自分がいました」と語っているように、改めて音楽の力に可能性を感じた石月努は、現在の活動と並行し、音楽の表現分野でも長く活動を続けていくための準備を整え続けてきた。そしてこの夏ついに、活動再開の狼煙を上げたというわけだ。

「365の奇跡」へは、目の前の人に向けた、石月努の優しい想いや暖かなメッセージが雄大な視点のもと描き出されている。
1月27日には、渋谷公会堂を舞台に<TSUTOMU ISHIZUKI the FIRST LIVE 2013 遠い日の約束~たとえ、鬼が笑っても~>を開催。ふたたび音楽という分野でも、彼なりの視点でメッセージを発信し始めただけに、デザインやアートの分野のみならず音楽面でも、今後の動向を追いかけ続けてもらえたら幸いだ。
TEXT:長澤智典
◆石月努オフィシャルサイト
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