テイラー・スウィフト「トラブル」、堕落をテーマにこれまでにない表現
テイラー・スウィフトの『レッド』から、「トラブル」(原題:「I KNEW YOU WERE TROUBLE.」)のミュージック・ビデオが公開となった。
◆「トラブル」PV映像
11月18日から2日間かけロサンゼルスで撮影されたというこのビデオは、過去にリアーナ「テイク・ア・バウ」「オンリー・ガール」、ニッキー・ミナージュ「スターシップス」などを手掛けたアンソニー・マンダラーが監督を務め、俳優、ミュージシャンでミュージカル「スパイダーマン」の主演を務めるリーヴ・カーニーが相手役を務める約6分にわたる映画のような作品だ。
「トラブル」について、テイラー・スウィフトは「“あなたに傷付けられた自分が恥ずかしい。最初から危険だってわかってたのに”という歌詞なの。バカみたいなんだけど(笑)、でもカオス的なサウンドと大胆な鋭さがあって、気持ちがはっきりと音を通じて表現されているように思う。」と語っている。この歌詞に基づいて、選ばれたビデオのテーマは堕落だとか。これまでのキュートなテイラーとは違った表情を湛え、ビデオの中では大胆なキスシーンも披露している。
「派手で有害な関係で結ばれているカップルを描写するのに、色んなところで撮影をしてきた。エッジの鋭い物語だから、ビデオもそうしたのよ。サウンドは、私にとっては、初めてのサウンドだから、ビデオもやったことのないものを作りたかったの。堕落をテーマにしたかった。普通の良い娘がある日突然、一人の男の子と出会って、その威力に圧倒される。彼の世界に入り込もうと、彼女はなんでもするのよ。彼のために自分さえ変えてしまうの。PVで自分とはちがう新しいキャラクターを演じてみたかった。二人が恋に落ちる素敵なシーンをいっぱい撮ったんだけど、その後の壊れていく二人の関係が、合間に散りばめられていて、おかげでよく練り上げられた物語に仕上がっていると思うわ。いままでのどのビデオよりも映画のようなビデオに仕上がっているのよ。」──テイラー・スウィフト
第55回グラミー賞の年間最優秀レコードには、「WE ARE NEVER EVER GETTING BACK TOGETHER」(邦題:「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない」)がノミネートされている。
◆テイラー・スウィフト・オフィシャルサイト