ピンク・フロイドのニック・メイソン、思い出の楽器屋を救う

ポスト
ピンク・フロイドのニック・メイソン(Dr)が、閉鎖の危機にあったロンドンの老舗の楽器屋FOOTE'Sの経営に乗り出した。ここは、彼が初めてドラム・キットを買ったお店だという。

メイスンはショップのセールス・ダイレクターと一緒に、1930年代から店を所有してきた一族からビジネスを買い取ったそうだ。

1958年に同店から£7.50でドラム・キットを購入したというメイスンは、英国の報道番組制作会社ITNにこう話している。「ぐらぐらしてるキットだったけど、ベース・ドラムとスネアはあった。それにハイ・ハットとボンゴも付いていたと思うね。プレイし始めるには十分だった」

「FOOTE'Sが閉まるって聞いて、すごく残念に思ったんだ。若い時の素晴らしい思い出のひとつだったからね」「ドラム・ショップっていうのは情報が飛び交う場所だ。新しいことを耳にしたり、ドラムのレッスンが必要だったら、多分、1番いいのはドラム・ショップへ行ってアドバイスをもらうことだね」「(お店に)ちょこちょこ顔出して様子をうかがいたいとは思っているけど、定期的にカウンターの後ろにいるなんてことはないよ」

1920年に創業したFOOTE'Sは、ドラムやパーカッションのほかヴァイオリンやチェロ、ギターなどの品揃えも豊富だという。これまであった場所からロンドン大学そばのStore Streetへ移動し営業を再開する。

Ako Suzuki, London
この記事をポスト

この記事の関連情報