デヴィッド・ボウイ「タイトル・トラックは英国の中世史から誕生」

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プロデューサーのトニー・ヴィスコンティが、3月にリリースされるデヴィッド・ボウイのニュー・アルバム『The Next Day』の収録曲について語った。新作はさまざまなジャンルの音楽を網羅しており、1950年代のストリップ・ミュージックのような曲も収録しているという。

ヴィスコンティは『Rolling Stone』誌にこう話した。「2曲目の「Dirty Boys」はすごく自堕落だ。ダークでセクシーだよ。素晴らしいサックスのソロがある。デヴィッドはバリトン・サックスを吹くけど、このアルバムでは友人のスティーヴ・エルソンを呼んだんだ。彼はダーティなソロをプレイし、1950年代のストリッパーの音楽みたいになっている。腰をくねらして踊るストリッパーの音楽だ」

また、タイトル・トラックの「The Next Day」についてはこう話した。「彼は当時、たくさんの英国の中世史の本を読んでいた。そして、中世の英国史の曲が生まれたんだ。それが「The Next Day」だよ。すごく陳腐な専制君主のことを歌っている。僕は誰のことなのかわからなかったけど。でも、歌詞を読むと、ぞっとする話だよ」

ヴィスコンティは別のインタビューで「「If You Can See Me」という曲はすごく自由で美しいジャズのコードが使われている。デイヴ・ブルーベックが喜びそうな拍子だよ」「アルバムの半分は数回聴き返す必要があるだろう」「しかし、半分はボウイらしいものだ」とも語っている。

ボウイの10年ぶりの新作『The Next Day』は3月リリース。彼の66歳の誕生日(1月8日)、何の前触れもなく発表されたシングル「Where Are We Now?」は、リリース24時間で27カ国のiTunesチャートの1位に輝いたほか、今週UKオフィシャル・チャートの6位に初登場した。ボウイのシングルがトップ10入りするのは20年ぶり。

Ako Suzuki, London
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