【イベントレポート】ソノダバンド、ざ・五人囃子、尾崎裕哉が継ぐ「上を向いて歩こう」

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1963年6月15日、坂本九が歌う「上を向いて歩こう」が全米チャート1位になった。その年から50年を迎える2013年、赤坂BLITZで<Live to RISE~SUKIYAKI NEXT GENERATION~>が行われた。

◆<Live to RISE~SUKIYAKI NEXT GENERATION~>画像

1月13日昼の部では、<海を越えて50年バラエティ・ショウ『上を向いて歩こう』>が開催され、夜の部では、若い世代が「上を向いて歩こう」を受け継ぎ、次の時代を作っていくという意味で、3組のアーティストがステージに立った。

ライブが始まる前に、このイベントのプロデューサーである佐藤剛から、なぜ今、このイベントを行うのか?「上を向いて歩こう」はどんな曲であったのか、が語られる。そして、ライブへ。

最初に登場したのは、1992年26歳でこの世を去った尾崎豊の長男・尾崎裕哉。RCサクセションの「スローバラード」、尾崎豊の「I LOVE YOU」のカバーを含め4曲を歌う。

続いて、ざ・五人囃子は、「上を向いて歩こう」をオリジナルアレンジで演奏。鼓や太鼓、笛など楽器の説明を行い、彼らのオリジナルスタイルで「地獄」をいう演目を披露。ラストは、ボーカロイドとのコラボという新しい試みで「風凛花散」を演奏した。

そして、ソノダバンドを迎え、和洋の共演で「討入前夜」。ラストを飾ったソノダバンドは、園田の「総立ちの赤坂BLITZが見たい」の一言で、会場は総立ち状態。勢いよく「Royal Straight Flush」を演奏。一気に彼らの世界へ連れて行く。しかし、盛り上げたと思ったら、ソノダバンド至上ダントツ暗い曲「Why Can You Breathe」で真逆の世界へ。人が持つ明るい面と暗い面、多くの人はどちらかを無意識に隠し、表に出た方がその人のキャラクターとなるが、誰もが両者を持っていることを思い知る曲構成だ。続いて電子音がいい意味で耳に残る「Soul River」。そして、「火の玉」。ステージのラストは、出演者全員12人用のアレンジをしたという「上を向いて歩こう」。

中村八大30歳、永六輔28歳、坂本九19歳という若い世代で作られた「上を向いて歩こう」が、全米1位を記録してから50年。日本の音楽シーンは変わったのかもしれない。しかし、歌を生み出したいという若い世代の思いは変わらない。そして、日々、歌は生まれている。その曲が世界へ届く日が再び来ることを待ちたい。

<Live to RISE~SUKIYAKI NEXT GENERATION~>
●尾崎裕哉
1.Every Breath You Take
2.Neon
3.スローバラード
4.I LOVE YOU
●ざ・五人囃子
1.上を向いて歩こう ざ・獅子mix
2.地獄
3.風凛花散
●ソノダバンド&ざ・五人囃子
1.討入前夜feat.ざ・五人囃子
●ソノダバンド
1.Royal Straight Flush
2.Why Can You Breathe
3.Soul River
4.火の玉
●出演者全員
1.上を向いて歩こう

<ソノダバンド・リリースライブ“火の玉”>
●2013年2月16日(土)
@仙台 darwin
開場:16:30 / 開演:17:00
●2013年3月10日(日)
@福岡イムズホール
開場:16:30 / 開演:17:00
●2013年3月2日(土)
@名古屋ell.FITS ALL
開場:16:30 / 開演:17:00
●2013年3月19日(火) [Standing]
@神戸チキンジョージ
開場:18:00 / 開演:19:00
●2013年3月20日(水・祝) [Seating]
@神戸チキンジョージ
開場:16:00 / 開演:17:00

<SDD TOWN MEETING>
2013年2月3日(日)14時~
@ハービスPLAZA ENT 地下2F東エントランス外特設ステージ
ゲスト:akiko、ソノダバンド

[寄稿]伊藤 緑:http://www.midoriito.jp/

◆ソノダバンド・オフィシャルサイト
◆ソノダバンド公式サポーターズクラブ“Rainbow”
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