クリス・マーティン、チャリティーの一環でギターをオークションに

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コールドプレイのクリス・マーティンが自身のアイコニックなギターをオークションにかけるようだ。今回クリスは、2012年10月にカリブ海域やアメリカ東部を襲ったハリケーン、サンディーの被害者のために、2012年に行われた<マイロ・ザイロト>ツアーの際に使用したギター1本を募金サイトCharitybuzz.com上でオークションにかける予定で、9000ポンド(約129万円)以上の値がつけられると予想されている。

◆クリス・マーティン画像

同サイトでのギターの説明書きには、「コールドプレイが2012年に行った『マイロ・ザイロト』ツアーでクリス・マーティンが使用した貴重なギターをゲットするチャンスです。クリス・マーティンのためだけに作られ、特別に調整されたもので、ツアーで『ゴッド・プット・ア・スマイル・アポン・ユア・フェイス』を演奏するのに使われた逸品です。クリスの高度なギターテクニックのために毎回ライブの後では念入りな手入れが必要なくらいでした。だからこそこのギターが唯一無二なものになったのです」と記載されている。

ギターは、ハムバッカーが搭載されたフェンダーのクラシックシリーズの72テレキャスター・デラックスで、ハンドペインティングが目を引くスペシャルモデルだが、何より個性的なのはC# G# C# F C# C#というオープンコードでチューニングされており、使用された弦のゲージが.070 .052 .042 .028 .017 0.13という極太のセットである点だ。

今回のオークションで得た収益は、ニューヨーク市長基金とニュージャージー州ハリケーン・サンディ被害救援基金の両方に寄付されるという。

クリスは2012年12月12日にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催されたサンディーのチャリティー・ライブにも参加していたが、ライブ中にワン・ダイレクションをジョークのネタにし、「みんながワン・ダイレクションに登場してもらいたがってることは分かってるよ。でも奴らのお寝んねの時間はとっくに過ぎちゃってるんだ。そんなわけで今回はコールドプレイのうち俺1人だけで我慢してくれよ」と観客に話していた。

また、クリスはバンドメンバーと共にオックスファムを含む多くのチャリティー団体とも活動している。最近にもオックスファムが、潤沢な資金を元手に外資がアフリカなどの貧困国の農地を商業利用を目的に買い占める土地収奪(ランド・グラビング)問題に関する新たなキャンペーンを開始した際にはコールドプレイは2002年のヒット曲「イン・マイ・プレイス」のアコースティック・バージョンを提供するなど、精力的に社会貢献活動に従事している。
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