U2、ポリス、ボス、ペイジ&プラント、レディオヘッド…超大物が集結した伝説のチャリティー・イベント映像、発売

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U2、ポリス、スプリングスティーン、レディオヘッド、ペイジ&プラント…と、超大物が集結した伝説のチャリティー・イベント映像が発売となる。5月22日にリリースされる『アムネスティ・インターナショナル・プレゼンツ ゲット・アップ! スタンド・アップ!』だ。

アムネスティ・インターナショナルとは、1961年にロンドンで創立された非政府組織(NGO)だ。政治犯の釈放や難民の救済など、人権擁護の支援活動を行ってきた組織で、アムネスティはその活動の周知と資金の捻出のために、ポップ/ロック・ミュージックと密接な関係を持ってきた。1981年に<シークレット・ポリスマンズ・アザー・ボール>と題してロンドンで行われたイベントには、ピート・タウンゼンド、スティング、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、フィル・コリンズらが出演となった。このコンサートが成功したことにより1986年から規模を拡大、ツアー形式でベネフィット・コンサートが行われることになったのだ。

1986年6月にアメリカ6都市で行われたコンサートには、U2、スティング、ブライアン・アダムス、ピーター・ガブリエルらが出演し、1988年9月から10月には世界6大陸を回るワールド・ツアーへと拡大していった。日本の東京ドーム公演を含むこのツアーには、ブルース・スプリングスティーン、スティング、ピーター・ガブリエル、トレイシー・チャップマンらが参加している。その後も世界各地でアムネスティへのベネフィット・コンサートは行われ、本作には1990年のチリ・サンチアゴ公演、1998年のフランス・パリ公演のハイライトも収録されている。全34曲、いずれも音楽シーンを代表し、社会問題への意識が高いアーティスト達によるもので、単なるヒット・コンピレーションの枠に留まることのない、ひとつのベクトルを持った映像作品として楽しむことができる作品だ。


本作に収録されているのは、以下の4公演。
1.1986年6月15日 ニュージャージー、ジャイアンツ・スタジアム
2.1988年10月15日 アルゼンチン・ブエノスアイレス、リヴァー・プレイト・スタジアム
3.1990年10月13日 チリ・サンチアゴ、ナショナル・スタジアム
4.1998年12月10日 フランス・パリ ベルシー多目的スポーツセンター

●ポリス
『シンクロニシティ』(1983)でマイケル・ジャクソン『スリラー』とチャート首位を奪いあったポリス。1984年のツアー後、実質解散状態だったが、1986年のアムネスティ・コンサートで再結成が実現。スティング、スチュワート・コープランド、アンディ・サマーズの3人が持つマジックが健在であることを証明した。彼らが出演したことは観客動員に大いに貢献、またアムネスティの名前を浸透させることになった。「孤独のメッセージ」「見つめていたい」を収録。

●スティング
1988年のアムネスティ・コンサートには、スティングがソロとして出演。1985年のソロ第一弾『ブルー・タートルの夢』を発表、日本のスーパー・ロック85を含む大会場で演奏してきたが、『ナッシング・ライク・ザ・サン』(1987)でポリス時代と異なる、ジャズのイディオムを取り込んで消化した世界観を確立。本作ではポリス時代の「高校教師」を'86バージョンのアレンジで演奏している。なお、このブエノスアイレス公演は、東京ドーム2日公演を行うわずか2週間前のものだ。

●U2
1985年のライヴ・エイドでのステージでベスト・アクトのひとつと絶賛された翌年のステージ。『焔』(1984)がヒット、『ヨシュア・トゥリー』(1987)制作中にアムネスティのツアーに参加しており、アイルランドからデビューした彼らがスタジアム・バンドへと成長を遂げる直前の演奏を見ることが出来る。「MLK(マーティン・ルーサー・キング牧師に捧ぐ)~プライド」「ブラディ・サンデー」という初期の代表曲であり社会派ナンバーで会場と一体となって盛り上がる高揚感は、当時の彼らならではのものだ。

●ブルース・スプリングスティーン
1988年のアムネスティ・ツアーのヘッドライナーを務めたブルース・スプリングスティーンは、『ボーン・イン・ザ・USA』(1984)が全世界で2,000万枚を超えるメガヒットを記録。アメリカそのものを象徴する存在となった。当時の最新作『トンネル・オブ・ラヴ』(1987)ではより内省的なアプローチを志向した彼だが、『ボーン・イン・ザ・USA』のタイトル曲と「アイム・オン・ファイア」で、ブエノスアイレスのスタジアムがひとつになって盛り上がるさまは美しくすらある。翌1989年にはEストリート・バンドが解散するため、貴重な映像だといえる。ブルースは1998年のパリ公演にも出演、アコースティック弾き語りで「ノー・サレンダー」を披露している。

●ピーター・ガブリエル
ソロ転向後、反アパルトヘイト活動家スティーヴ・ビコを題材とした「ビコ」を発表するなど、政治的なメッセージ性も打ち出すようになったピーター・ガブリエルはアムネスティ・コンサートの多くに出演しており、本作では1986年・1988年・1998年のライヴに登場する。アルバム『So』(1986)とシングル「スレッジハンマー」によってメインストリーム市場を制覇してからの堂々たるライヴは、トップ・アーティストの貫禄を窺わせる。ジェネシス時代のコスチュームはなく、素顔でのステージだが、「ショック・ザ・モンキー」での“猿”ムーヴ、「スレッジハンマー」でのダンス振り付けなど、ビジュアル的にも魅せることへのこだわりを感じさせる。

●レディオヘッド
現代のロック・ミュージックで最も重要なバンドのひとつであるレディオヘッドは、1998年パリ公演に出演。彼らを世界規模に押し上げた大成功作『OKコンピューター』(1997)発表後の1998年パリ公演への参加であり、新しい世代にアムネスティの活動を浸透させることになった。本作では『OKコンピューター』からの「カーマ・ポリス」、そして『ザ・ベンズ』(1995)から「ボーンズ」を演奏している。出演アーティスト達のコラボレーションがしばしば見られるアムネスティ・コンサートだが、他者と交わることをせず、孤高を守っているのがレディオヘッドらしいところだ。

●ジミー・ペイジ&ロバート・プラント
『ウォーキング・イントゥ・クラークスデイル』(1998)発表後のパリ公演で、ジミー・ペイジ&ロバート・プラントはアルバムからの曲も多く披露しているが、本作にはショーのハイライトとなったレッド・ツェッペリン時代の「ロックン・ロール」が収録されている。これから9年後の2007年、レッド・ツェッペリンとして最後のライヴを行った彼らだが、本作のテイクでもそれに通じる躍動感が漲っている。

●ブライアン・アダムス
永遠のロック青年であるブライアン・アダムスは人権擁護団体や自然保護団体への支援で知られており、1986年のアムネスティ・コンサートにも真っ先に賛同した一人だった。1980年代に絶大な人気を誇った彼が参加したことは、このイベントを軌道に乗せ、さらに多くのアーティスト達に扉を開くきっかけとなった。本作には「ラン・トゥ・ユー」「想い出のサマー」という、彼の代表曲が収録されている。

『アムネスティ・インターナショナル・プレゼンツ ゲット・アップ! スタンド・アップ!』
5月22日発売
初回限定盤2DVD+3CD 4,980円(税込)
通常盤2DVD 3,980円(税込)
通常盤3CD 2,980円(税込)

◆ワードレコーズ・アムネスティ・インターナショナル・サイト
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