【インタビュー】堂珍嘉邦「TVやチャートだけが音楽じゃない。“ライヴ”というものがみんなにとって一番幸せな場所であって欲しい」

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7月25日、CHEMISTRYからソロ活動宣言をした独立記念日から約1年。3rdシングル「Euphoria」とソロ・デビューツアーを収録した初のライヴDVD『堂珍嘉邦 TOUR 2013”OUT THE BOX”at Zepp DiverCity TOKYO』を発売する堂珍嘉邦がBARKS初登場。自らギターをかき鳴らし、バンドとともにブリティッシュな匂いを持った美しい音像感の“耽美エントROCK”(堂珍命名)を打ち出し、過去に築き上げたものなど意に介さず、まったく違うスタイルの音楽活動をやることをなぜ堂珍は選んだのか……。この潔さと、彼をどこまでも突き動かす熱いロックスピリット。すべてがセンセーショナルだ。

■自分の人生を勝負をしている
■僕は全然まだ満足してないんです

──ソロになってからの堂珍さんの音楽は、サウンド全体の音像感で音楽を楽しませる。まずそういうところからして以前とは違うスタンスで音楽を届けていますね。

堂珍嘉邦(以下、堂珍):まだまだヴォーカルがデカい気がしません?

──いやいやいや。結構な勢いでサウンドの一部になってると思いますよ。

堂珍:そうですか?(笑)

──いまやってらっしゃるソロは、単なるソロWORKの積み重ねではなく、いろんな決意のもとに始めたソロという匂いがプンプン漂ってくるんですが。

堂珍:まさにそうです。CHEMISTRYのときは、2人のなかの1人としてしか見られなかったので、TVで歌うことから始まり、いろんなアーティストやミュージシャンを見ていくなかで「自分は何なんだ?」って思って。そのときに、まず“バンドで自分の音楽をやりたい”と思ったんですね。

──それで堂珍さんはバンドを背負ってのライヴ活動をやってらっしゃる。なんでバンドじゃないとと思ったんですか?

堂珍:まず、打ち込みだけだとカラオケみたいになっちゃうし。あと自分の考えるサウンドというのは、ライヴでいうと人と人とで作ったものなんです。元々の原点はそこにある。音楽をやる=ライヴをやるってことですからね。そこで勝負するときに、バンドと自分がやりたいことにこだわるというものがないと、どこに行っても人の心は奪えないですから。

──堂珍さんはいま何と勝負してるんですか?

堂珍:自分の人生かな。僕は全然まだ満足してないんですよ。

──CHEMSTRYでブレイクも経験し、こんなに有名人になっても?


▲3rdシングル「Euphoria」
堂珍:ソロをやりだしたらやりだしたで、以前はリリースすれば、たくさんの人が普通に聴いてくれてたけど、いまはなかなかたくさんの人に音楽が届かない。そこはライヴを積み上げて、たくさんの人に拡大してファンをつけていくしかないので、日々戦ってますよね。たくさんの人に聴いて欲しいから。だから、ソロはそれぐらい本当に1からのスタートなんです。

──なるほど。

堂珍:いまは戦い方も配信だけで音楽やるとかいろんな手法がある訳だけど。自分がいまやれることで一番効果があるのはライヴだと思ってて。そこで、音楽に対しての思いとかを伝えていきたい。

──その音楽が、カラオケで楽しむ音楽とはまったく違うところにある訳ですね。

堂珍:音楽って、もっと味わい深いもので奥深いもので。逆にあっからかんとできるのもバカできるのも音楽なんですよね。自分は10代の頃にそういう音楽をやりたいと思っていました。まずは歌に特化した形で勝負だと思ってCHEMISTRYでデビューした。CHEMISTRYは10年周年を迎えた時、ファンの皆さんに感謝という意味で恩返しができたと思っています。そしてソロをやりだしたんです。だから、CHEMISTRYの最後のアルバムにはお互いのソロ曲が5曲入ってて。あれはソロに対するプレゼンでした。

──堂珍さんのなかには自分色の音楽というものがずっとあって。それを、ソロでは“耽美エントROCK”と総称した音楽スタイルで打ち出している。

堂珍:自分のブリティッシュなものと肌が合う感じとか、どこか物事を斜めに見ちゃうところとか、でもそうやって歪んだもののなかにもどこかキレイなものがあって。歪んでるなかでキレイなメロディを歌ったり、キレイな音があったり、キレイな言葉があるから俺はカッコいいんだってところがすっごいあるんですよ。そういうのって、自分しかできない表現だと思うから。ルーツは継承しつつも、そういう自分しかできないところを新しく広げていって。ソロではそういう音楽を盛り上げていきたい。

──熱いですね! いまは音楽に対してこういう夢を語る人のほうが少ないですから。

堂珍:それはね、浅い考えしかなかった頃、22歳の頃に日本一のヴォーカリストになりたいと思った夢を自分なりに叶えてきたからこそ、一人になっても音楽に対して夢を描けるんです。

──なるほど! カッコいい!! だから、こんな耽美エントROCKと自ら名前をつけ、日和ってない攻めの音楽スタイルで活動している。

堂珍:事務所の社長にも“カッコいいものやらないとダメっスよね”といってて。“そうだよね”って言ってくれるうちはまだまだ好きなことできるなと思って。

──ははははっ(笑)。

堂珍:これが“そろそろ売れる音楽で結果出してくんないと”って言われたらどうしようかなってなるけど(笑)。そこは絶対守って、自分の想いがあれば人を動かせると信じているんで。

──いいね、その心意気!

堂珍:ホントほんと(微笑)。

──ケミ時代がある堂珍さんだからこそ、どんなにサウンドがカッコいい方向、マニアックな方向に振れてても許されるというのはありますよね。

堂珍:そうだと思います。いろんな腕利きの人と作ってて、作ってるときから自分もアイデア出すから音もどんどんハイレベルになる。そこは“アート”ぐらい言っちゃってもいいかもしれない。声だけじゃなく、音で感情を揺さぶっていくのって快感なんですよ。

◆インタビュー続きへ
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