斉藤和義、いくえみ綾の初映像化作品『潔く柔く』主題歌を書き下ろす

少女漫画界で30年以上不動の人気を保つ巨匠・いくえみ綾（りょう）の初映像化作品『潔く柔く きよくやわく』（10月26日全国東宝系ロードショー）の主題歌を斉藤和義が担当する事が決定した。主題歌のタイトルは「かげろう」。

斉藤は映画主題歌のオファーを受け、原作・脚本を読み、ストーリーの奥深さに感動。大切なものを失ってしまった人が再生するまのでの過程やそれぞれの登場人物、人間関係に魅力を感じ、それを歌にも表現できればと曲作りをスタートさせた。

そして生まれた「かげろう」は、レコード会社曰く、「切なさを感じさせるメロディーと、何度も書き直したというリアリティある歌詞は、いくえみ綾の描く世界観に溶け合い、見事な相乗効果を生み出した。映画の世界をそのまま描き出したかのようなこの曲は、本編に感動し、涙した観客から更なる涙を誘うこと必須の名曲に仕上がった」という。

ちなみに、映画『潔く柔く』主演の長澤まさみ、岡田将生は斉藤和義の大ファン。斉藤和義の主題歌起用にふたりは、喜びをかみしめているとか。

「本当に（斉藤）和義さんの曲は恋愛物語というか“恋”とかにすごくしっくりくるなと思っています。歌詞なのかメロディーなのか声なのか分からないですけれど、本当にぴったりですよね。（今回の主題歌は）斉藤さんの楽曲の中でも好きなテイストです。斉藤さんの声を聴くと寂しくなります。それが良さなのかもしれないですね。」── 長澤まさみ

映画『潔く柔く』は、長澤まさみ・岡田将生のW主演で贈る切なくも幸せなラブストーリー。過去に大切な人を失った経験を持つ二人とその二人を取り巻く様々な人間模様が描かれている。

なお、「かげろう」のCDリリースは未定であるが、8月3日より着うた（R）、iTunes着信音の先行配信がスタートする。

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── 映画『潔く柔く　きよくやわく』の主題歌のオファーが来たときはどう思いましたか？

斉藤和義：原作も読んで、脚本も読ませていただいて、今まで少女漫画に縁がなかったのですが、とても深いお話だなと思って、ぜひやってみたいと思いました。

── どのようなイメージで作られましたか？

斉藤和義：歌詞は何度も書き直しました。大切なものを失ってしまった人が再生するまでの過程だったり、それぞれの登場人物や人間関係がとても魅力的だったので、それを歌にも表現できればと思って作りました。

── タイトル「かげろう」に込めた思いとは？

斉藤和義：夏のイメージ。まぼろしをみているような、現実をみているようなそういうイメージです。

── 岡田（将生）さんとも主題歌についてお話されたと伺いましたが？

斉藤和義：偶然お会いして、主題歌を聞きましたと言われました。とてもよかったですと言ってもらえて、よかったなと思っています。


◆斉藤和義オフィシャルサイト