<サマーソニック2013>、灼熱の太陽のもとで開催

灼熱の太陽とうだるような熱気のもと、<サマーソニック2013>がついに開催を迎えた。
この日の幕張メッセは記録的な猛暑で、灼熱の太陽とそれに熱せられた、濃密でうだるような空気に取り巻かれ、35度を軽く超える気温の中で行われた。
とにかく、最寄り駅からリストバンドの交換所に行くまでですでに滝のような汗。幕張メッセ内に入っても、冷房がキンキンに効いているという実感がなく、Tシャツは絞れるほどの汗を含んでいるという状態。そこからQVCマリンフィールドに移動しようものなら、汗は尻まで流れ、髪の毛は水を浴びたように濡れ、意識が朦朧とするような感覚さえ覚えるという、それくらいの凄まじい熱気のなかで行われた<サマーソニック2013>だ。
QVCマリンフィールド周辺は、そういう記録的な暑さをものともしない音楽ファンでいっぱい。グッズ売り場、スタジアム周辺の屋台には常に長蛇の列ができている。スタジアム内は、日影が多くて涼しいのかというと全くそうではなく、風が通らないところでは、立ち止まっていることすら辛くなるような熱気。最上段の席に座って、やっと海からの風を感じるくらいであった。
しつこいほど“熱さ”を強調してしまったが、ステージで繰り広げられるパフォーマンスは、その熱さをしのぐほどのものばかり。
ONE OK ROCKとマキシマム ザ ホルモンは、その熱い心を全力で超満員のファンにぶつける。ステージの上はライティングがあるのだから、ひょっとすると客席より熱いのかもしれない。しかし、それにまったくひるむことはなく、逆にその熱さに挑戦するかのように魂のこもったパフォーマンスを披露してくれた。
そこから、真夏の空気が全く温度を下げる様子もない中、BULLET FOR MY VALENTINE、FALL OUT BOYが続き、なおも観客の体と心の温度をヒートアップさせる。
やっと涼しい空気が流れだした夕方にリンキン・パークが登場。ここでスタジアムは、入場規制がかかる超満員状態に。ひしめき合うアリーナのファンをさらに煽りまくる楽曲、そして逆に涙を流させる楽曲など、彼らの真骨頂を存分に発揮してくれた。
そしてトリにはMETALLICAが満を持して登場。2006年以来の<サマーソニック2013>参戦である。完璧なリズムとアンサンブル、迫力あふれるジェイムスのヴォーカルが、満員のファンを突き刺す。往年のファン、若いファンをすべて巻き込んで渾身のパフォーマンスを見せてくれた。
8月11日も大阪と東京で公演があるので、これ以上詳しい内容を書くことはやめておく。存分に楽しんでいただきたい。
ただし、本当に注意してほしいのは、暑さ対策を万全にしてほしいということ。8月10日の公演でも、暑さで倒れる観客が続出した。記録的な猛暑なので、くれぐれも装備や体調を整えて臨んでほしい。
さらに詳しいライヴレポートは後日紹介するので、そちらもお楽しみに。
◆<SUMMER SONIC 2013>オフィシャルサイト
◆夏フェス2013特集ページ
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