ジンジャー・ベイカー「ザ・ローリング・ストーンズのギグの10マイル以内には近づかない」

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元クリームのドラマー、ジンジャー・ベイカーは、チャーリー・ワッツはいい友人だが、ザ・ローリング・ストーンズはいいミュージシャンとは言えないため、彼らのギグが行われている場所の半径10マイル(約16キロ)以内に近づく気はないという。

◆ジンジャー・ベイカー画像

毒舌ベイカーは『Rolling Stone』誌のインタビューでこう話した。「チャーリーはいい友人だ。彼のことは大好きだ。俺がアメリカに住んでたとき、チャーリーが家に来て“(ストーンズのライヴの)チケットあげるけど、君が行かないのはわかっている”って言われたことがある。俺は、ザ・ローリング・ストーンズのギグの10マイル以内には近づかない」「彼らはいいミュージシャンじゃない。だからだ。ストーンズでのベスト・ミュージシャンはチャーリーだ。圧倒的な差でね」

ストーンズのことはソング・ライターとしても評価しておらず、「彼らがまだやっているなんてクレイジーじゃないか?」との質問には「大金、稼いでいる」と答えた。

偏屈ジンジャー・ベイカーは、ジャーナリストの「いまは英国在住?」との質問に「イギリスの電話番号にかけてきてんだから、そんなのわかるだろ。答えがわかってること、なんで訊くんだ?」と答え、SXSW映画祭でアワードを受賞したドキュメンタリー映画『Beware Of Mr. Baker』について「評判よかったのでは?」との質問には「知らねえよ! 俺には関係ない」とけんもほろろ。喫煙により慢性閉塞性肺疾患を患っているがタバコは止めず、変性骨関節炎は痛むし「全然楽しみにはしていない」がギグはプレイするそうだ。

ジンジャー・ベイカーは現在、Ginger Baker's Jazz Confusionとして全米ツアーを行っている。

ドキュメンタリー映画では、インタビューを受けたミュージシャンから“サイテーな奴”“悪魔”“ドラマーとしての影響は受けたけど、人間的にはない”など散々な言われようだったが、現在オフィシャル・サイト(Gingerbaker.com)に掲載されるポートレートには天使の羽根が付いている。

Ako Suzuki, London
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