【インタビュー】ボヤケルズ、鹿児島代表ロックバンド・薩摩ブランドアーティストの音ルーツをじっくり聞いてみた 後編

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■東京に染まるという意味ではなく、
■ちゃんと鹿児島から出て来た意味を、しっかりと噛み締めて、頑張りたい

──ところで、バンドの活動としては、ライブが中心だったりするんだよね?

若松剛:ですね。2013年も夏から結構ツアーに出てましたね。地元に居た頃は、とにかく県外にも積極的に出て行こうとしてましたし、いろんなイベントや文化祭にも積極的にライブしに行ってましたし、地元のテレビでは、バンド以外でも、グルメレポートとかやったりもしてたんです。

──なるほど。だから、ボヤケルズは鹿児島の顔でもあるんだね。

立元芳明:2013年の2月に、上京してくる前もツアーは、年間80本くらいやっていたんですけど、上京する前までは、東は東京止まりみたいなところがあったんです。やっぱり鹿児島からは遠くて。でも、上京して来てからは、結構東の方も行けるようになったので、これからは、東の方にも積極的にツアーに行けたらいいなと思ってます。

渡口史郎:まだまだ、初めてなことの方が多かったりするので、これからだんだんいろんな経験をしていけたらいいなと思ってますね。

松下千穂里:相変わらずのホームシック癖はあるんですけど(笑)、今、環境が変わって、ボヤケルズに関わってくれる方たちも増えてきて、すごく幸せだなって思っているんです。CDが全国展開されたのも、すごく嬉しいことだったりしたんです。ツアーに行った先で、もうCDを持って来てくれていたりするのを見ると、本当に嬉しくなるんです。

若松剛:今回、音源を持って10月11月12月と約30本のツアーにまわって、いままでに行ったことのない場所でもライブをすることができたので、いままでボヤケルズのことを知らなかった人たちにも出逢えたと思うんです。1月19日の渋谷クアトロでのライブは、そんなツアーの集大成になればいいなと思っています。そして、ここまでのツアーの全てを出し切って、また次なる一歩を踏み出すために、頑張っていけたらなと思ってます。

松下千穂里:1年間、すごく早く過ぎてしまったのもあって、自分たちが変わったのか変わっていないのかもよくわからないんですけど、いいふうに変わっていたいので、その変化が1月19日に見せられたらいいなと思ってます。自分たちでも、その変化に気付けたら嬉しいなと思います。

立元芳明:渋谷クアトロは、僕たちにとってはすごく広い場所でもあるので、気負わず、気持ち良く演奏出来たらいいなと思ってます。

渡口史郎:僕たちは、鹿児島育ちで、基本すごくのんびりしているんですよ。だから、いつも、なんとか自分たちを奮い立たせようと、いろんな目標を掲げてここまでやって来たんです。それもあって、ちょうど1年前くらいに、“いつか渋谷のクアトロでライブしてみたいです!”って、今の事務所の人に言ったことがあって。それから数日後に、“1年後に渋谷クアトロ押さえたから”って言われて。そこから1年。そこを目標に自分たちを奮い立たせて頑張ってきたということもあるので、1月19日の渋谷クアトロは、いままでの自分たちを悔いなく、精一杯見せられるライブにしたいと思っています。なんか、この日のライブが納得いく形で終えられたら、東京のこと、今よりも好きになれるんじゃないかなって思うんですよね、俺(笑)。人が多いとか、忙しなく過ぎる時間とか、寒さとか、ご飯とか、いろいろと、鹿児島とはまったく違う環境だけど、そんな環境も含めて、少し好きになれて、やっと東京に根をはれるというか。そこからが本当のスタートのような気がしているんです。そんな覚悟が固められる気がしているんです。

立元芳明:そうだね。暗くなるのが早い夜にも、少しは慣れるのかなって。

松下千穂里:私も少しは慣れるかな。

若松剛:慣れるといいね(笑)。でも、本当に今、史郎が言ったみたいな感覚はあると思いますね。僕ら、今、鹿児島から出て来て東京に住んでますけど、全然東京に馴染めてないし。半魚人みたいな感じというか。

松下千穂里:へ!?

渡口史郎:また例えが微妙だね……すっごい解りにくいよ……(笑)。

若松剛:あははは。また説明しなくちゃいけないかな、コレ(笑)。えっとですね、今は、魚でもなく、人間でもない状態なので、しっかりと人間になって、たくさんの人たちにボヤケルズの音を知ってもらえるように頑張りたいと思います! 東京に染まるという意味ではなく、ちゃんと鹿児島から出て来た意味を、しっかりと噛み締めて、頑張りたいと。そういう意味です!

一同:あぁ~なるほど(納得)。

若松剛:あ、良かった伝わって(笑)。1月19日は是非、遊びに来ていただけたらと思います。そして、僕は、個人的に、説明がいらないトークができるように訓練したいと思います(笑)。

取材・文●武市尚子

ツアーファイナルを目前に控え、ボヤケルズよりBARKS読者へライブ特典と豪華プレゼントが発表!ボヤケルズの集大成となるこの夜を、ぜひその目で見て参加してほしい。

<「上京48日目」ツアーファイナル~僕らの東京1年祭~>
2014年1月19日 (日) 渋谷CLUB QUATTRO
開場 17:00 / 開演 17:30
※3歳以上チケット必要 ※入場時ドリンク代別途必要
チケット代 前売り\2,000 / 当日 \2,500
出演:(O.A)Su凸ko D凹koi / 荒川ケンタウロス / reading note / In197666 / (お笑い芸人)真夜中クラシック

【BARKSディスカウント特典】
会場エントランスで、ボヤケルズ公式Twitterのフォロー画面をご提示の上「BARKSを見た」とお伝えいただいた方に、チケット代をディスカウント!
・チケットご購入済の方→¥500 キャッシュバック
・チケット予約済の方→¥500 ディスカウント
・チケット当日ご購入の方→¥1000 ディスカウント

【スペシャルプレゼント】
ツアーファイナルにご参加の方に、鹿児島名産・芋焼酎「白波」を抽選5名様にプレゼント!
1. ボヤケルズ公式Twitterをフォローの上、#boyakels を付けてライブの感想をツイートしてください。
2. 当選者にはボヤケルズ公式Twitterより直接連絡されます。フォローをお忘れなく!
期間:1月26日(日) 24:00 まで

1stアルバム『上京48日目』
2013年9月11日発売
ARGT-0002 ¥1,000(税別)
1.星をたべる
2.ダンスが上手く踊れナイト
3.メロウ
4,うたはしなない
5.心灯(こころび)
6.いーのか、いーんだ
7.かごしまなまり
8.ゆー(LIVE@鹿児島SR HALL)
9.赤ちゃんズがゆく(LIVE@鹿児島SR HALL)
10.えんそく(LIVE@鹿児島SR HALL)

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