オーウェン・パレット「鬱や依存症、ジェンダー問題、創造性…」

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シンガー・ソングライター兼ヴァイオリニスト、そして大人気ストリングス・アレンジャーとしての顔も持つオーウェン・パレットが、約4年ぶりのニューアルバム『イン・コンフリクト』を5月にリリースすることを発表した。

◆オーウェン・パレット画像

オーウェン・パレットは、2010年の初単独公演は完全ソールドアウト、2012年に開催された第1回<Hostess Club Weekender>でも満員の観客を魅了し、ここ日本でも人気の高さを証明しているカナダが生んだ天才ミュージシャンだ。アーケイド・ファイアの数々の名作や、テイラー・スウィフトからリンキン・パーク、ザ・ナショナルにフランツ・フェルディナンドまで、様々な話題作のストリングス・アレンジを手がけ、スパイク・ジョーンズ監督の映画『her/世界でひとつの彼女』に提供したオリジナルスコアが第86回アカデミー賞「作曲賞」にノミネートされるなど、今や人気アレンジャーとしても大忙しだ。

そんな多才な顔を持つ彼が、前作『ハートランド』以来となる通算4作目のフルアルバムをついに完成させた。今作『イン・コンフリクト』は、あのブライアン・イーノがシンセ、ギター、ボーカルなどで、さらにチェコ・フィルムハーモニック管弦楽団も参加しているという注目の作品となっている。

「鬱や依存症、ジェンダー問題、創造性…そういったものをポジティブで憎めない、共感できるものとして表現しているんだ。そういうことって、望ましい生き方とは程遠いかもしれないけれど、他のいろいろなことと同じ様に、やはり大切な経験だし、人間らしさそのものだから」――オーウェン・パレット

オーウェン本人の言葉によると「“精神異常”を前向きにとらえた作品」だというメッセージを込めた今作は、マット・スミス(B)、ロビー・ゴードン(Dr)の二人のリズム・セクションのバックアップのもと、ボーカル、ストリングス、エレクトロニクスを駆使して生み出されたオーウェン唯一無二のサウンドが詰め込まれている。その『イン・コンフリクト』は、新曲をフィーチャーしたアルバムのトレイラー映像が公開中なので、リリースに先がけてまずはこちらをチェックしてみて欲しい。

また、オーウェンが「作曲賞」で第58回アカデミー賞にノミネートされている映画『her/世界でひとつの彼女』は、ヤー・ヤー・ヤーズのカレン・Oが提供した「The Moon Song」も同じく第58回アカデミー賞で「歌曲賞」にノミネートされている。その『her/世界でひとつの彼女』は、日本では2014年6月28日(土)より新宿ピカデリーほかにて全国ロードショー予定だ。


『イン・コンフリクト』
2014年5月7日(水)発売
※ボーナストラック、歌詞対訳、ライナーノーツ付 予定
1.I Am Not Afraid
2.In Conflict
3.On A Path
4.Song For Five & Six
5.The Secret Seven
6.Chorale
7.The Passions
8.The Sky Behind The Flag
9.--->(1)
10.The Riverbed
11.Infernal Fantasy
12.Soldiers Rock
13.--->(2)
※プラス、ボーナストラック収録予定
※iTunes予約受付中
https://itunes.apple.com/jp/album/in-conflict/id814140208

◆オーウェン・パレット オフィシャルサイト(海外)
◆『her/世界でひとつの彼女』 オフィシャルサイト
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