【ライブレポート】Predawn、プラネタリウムライブで見せた魔法の空間

東阪で開催されるプラネタリウム・ツアー。東京での追加公演である日曜の午後は、コートが重く感じられるほどのぽかぽか陽気。会場に入ると、傾斜した客席の底の部分がステージにあたり、リビングよろしく絨毯が敷かれ、フロアスタンド、コーヒーテーブルの上には白い花が活けてある。場内が暗転すると、なぜか低い姿勢でそそくさという形容が似合うムードでPredawnこと清水美和子が登場。「こんばん……こんにちは、Predawnです」と自己紹介しながら、軽快なカントリーテイストもある「Over the Rainbow」を歌い始める。”矢継ぎ早”とも思えるペースで4曲目の「Tunnel Light」まで演奏。弾き語りのせいもあるのだろうが、すでにある曲というより、そこで新たに歌が誕生するかのように自然に鳴らされる生命感たるや!
◆Predawn <Planetarium Tour”Make believe,Make a wish”> 画像

そして英語詞が多い彼女の中では珍しい日本語詞の「霞草」から場内は漆黒に包まれ、半球の天井に星々が投影される。続く「Universal Mind」も「Sheep & Tear」も彼女のあどけなさと芯に強さのある声がダイレクトに届き、訥々とした歌唱は明滅する光のように、伸びやかな声は闇に差す一条の光のように、まるで可視化できそうに近くに感じたのも、プラネタリウムという場の効果かもしれない。


終演後、外に出て春の日差しをあびると、殊更、つい先程までの時間が魔法のように感じられた。
<Predawn Planetarium Tour”Make believe,Make a wish”>
2014年3月16日 北とぴあプラネタリウムホール
テキスト:石角友香
写真:AZUSA TAKADA

◆Predawnオフィシャルサイト
◆Predawn Staff twitter
◆Predawn Facebook
この記事の関連情報
Predawn、ダークかつキュートなアニメーションによる「New Life」MV公開
Predawn、アルバム『The Gaze』先行配信シングル第二弾「The Bell」リリース
Predawn、3rdアルバム『The Gaze』4月リリース+5月から12都市をめぐるリリースツアー
<Lotus music & book cafe>にPredawn、東郷清丸、熊川みゆ
<サウクル2018>第三弾にcinema staff、BRATS、FOMARE、ニジマスら49組
Predawn、TVCMの音楽を初担当
Predawn、弾き語りワンマンツアーのエキシビション2公演が決定
Predawn、『Absence』ツアーファイナル公演が映像化
Predawn、初の弾き語りワンマンツアーを開催