でんぱ組.inc、大興奮の武道館公演「私たちはもっと上に行きたい」 全国ホールツアー&アリーナ発表も

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5月6日、でんぱ組.incが<ワールドワイド☆でんぱツアー2014>の最終日となる日本武道館公演を行った。

◆でんぱ組.inc 日本武道館公演 画像

2012年9月に開催された、恵比寿リキッドルームでのワンマンライブ<愛をでんぱに>のMCで古川未鈴が「この6人で武道館に行きたいです」と宣言してから1年8ヶ月後、ついに目標としてかかげてきた武道館公演を実現する事となった。本公演のチケットは発売と同時にソールドアウト。見切れ席チケットも追加されたがすぐに売り切れ、10,000人を動員するプレミアム公演。日本の音楽ライブの最高峰を誇る武道館のライブを一目見ようと、まさに老若男女を問わない幅広いファンが訪れた。

この日のコンセプトは5月14日発売のニューシングル「Dear☆Stageへようこそ♡」にちなんだもの。武道館を、でんぱ組.incが拠点とする東京・秋葉原のライブバーDear☆Stageに見立てて、会場前からアニメソングやアイドルソングのDJプレイが行われ、サイリウムが手売りで物販された。

この趣向に開演前から大盛り上がりだった観客は、いよいよ主役であるでんぱ組.incがステージに登場して感情を爆発させる。1曲目は5月14日にリリースとなる新曲「Dear☆Stageへようこそ□」(□=白抜きハート)から始まり、そのまま「Kiss+Kissでおわらない」、「Mirror Magic?」、「ピコッピクッピカッて恋してよ」など、ファーストアルバム収録のでんぱ組.inc初期ナンバーのメドレーへ。これで武道館はまさしくDear☆Stageへと一変。でんぱ組.incのスピード感ある「萌えキュンソング」の数々が、たたみかけるように歌われていく。

そして続いての曲は「W.W.D」。引きこもりやいじめなど、メンバーが過去に経験した辛い体験を歌った曲のバックで、スクリーンには号泣するメンバーの姿が映し出される。しかし切ない空気が武道館を覆う中、メンバーは「狭いステージから世界を目指せ」という歌詞に合わせて、ここから武道館のステージを縦横無尽に駆け回り始めた。ここまで盛りだくさんの内容で、ようやく序盤が終わり、ようやく自己紹介のMCが行われた。

リーダーの相沢梨紗が「今日はでんぱ組.incの歴史に残るライブにしたい」と抱負を語れば、最上もがは「今日は最高の日にするぞ! かかってこいお前ら!」と気迫を見せる。その後は「でんぱれーどJAPAN」、「VANDALISM」など引き続いてのアッパーチューンを経て古典的なアイドルのかわいらしさを見せる「ファンシーほっぺ♡ウ・フ・フ」で緩急を付け、舞台を歩き回って観客に手を振るメンバー。MCでも「アリーナの皆さん元気ですか!」「見切れ席の皆さん負けるな!」と会場の隅々まで盛り上げて、観客から笑いと拍手を受けた。さらに演目はメンバー6人のソロ曲を1曲ずつ聴かせる流れに。コメディタッチの楽屋裏映像からの流れで台車に乗って登場した成瀬瑛美、手にしたエレキギターを曲の最後で1音のみ鳴らしてみせた古川未鈴など、でんぱ組.incらしい、各メンバーの強烈な個性とユニークさの表れたステージとなった。

ソロの後はいよいよ後半戦へ。まずは再び6人で、BiSのカバー曲「IDOL」やでんぱ組.incとしての苦悩を歌った「W.W.DⅡ」など、アイドルとしての自分たちをシリアスかつアグレッシブに表現した楽曲を歌唱。ソロ曲で夢見心地だった観客に衝撃を与える。古川未鈴はMCで、日比谷野音で初めて「W.W.DⅡ」を歌った時にうまく歌えなかったことを回想し、「今日はしっかり歌えた。皆さんのおかげです」と語り、夢眠ねむも「ここにいるみんなででんぱ組.incだって、今日はビシバシ感じています!」と声を震わせた。

その後「キラキラチューン」は楽曲内でメンバー同士がケンカを始めてしまうという寸劇付きのバージョンで盛り上げ、小沢健二のカバー曲「強い気持ち・強い愛」で観客の多幸感はどんどん高まっていく。そしてラストの曲として「夢は夢で終わらないんだよと教えてくれた、すごく大切な曲です」という前置きと共に2011年のデビュー曲「Future Diver」を歌い上げた。

最高潮に達した観客のボルテージはとどまらず、新体操のようなリボンを使ったダンスを見せる「でんでんぱっしょん」でアンコールになだれこむ。日清カップヌードルのCM曲としてオンエア中の最新曲「ちゅるりちゅるりら」ではフレームマシンを使った炎の演出もあり、会場はどよめきと興奮に包まれた。

ここで古川未鈴が、「みなさんにお知らせがあります」と前置きし、「来年、全国ホールツアーをやります!」と発表すると、続いて成瀬瑛美が「ファイナルはアリーナです!でもどのアリーナかはまだ内緒。」と言って観客を湧かせた。

ダブルアンコールの最後のMCでは藤咲彩音が「せっかく武道館に来たから、ここにいるみんなで思い出を残したい」と言い、ステージ上から観客席に向かって写真撮影。メンバーは「皆さんのおかげで武道館のステージに立てた」、「だからこそ私たちはもっと上に行きたいと思う。全力で頑張っていきます」と語り、最後にはマイクを通さず「でんぱ組.inc、これからもまだまだ、夢でおわらんよ!」と生声で叫んだ。

ラストを締めくくる曲は、今年3月にリリースしオリコン3位にもチャートインした「サクラあっぱれーしょん」。桜とハートの紙吹雪が降る中、メンバーは歌いながらステージを去った。



※以下すべて□=白抜きハートマーク
<ワールドワイド☆でんぱツアー2014>
5月6日(火)日本武道館
1.Dear☆Stageへようこそ□
2.1st ALBUMメドレー
(Kiss+kissでおわらない/Mirror Magic?/ピコッピクッピカッて恋してよ/わっほい?お祭り.inc/BEAM my BEAM/)
3.W.W.D
4.でんぱれーどJAPAN
5.VANDALISM
6.ファンシーほっぺ□ウ・フ・フ
7.なんてったってシャングリラ
8.ナゾカラ
9.ノットボッチ…夏
10ときめき☆すちゃらかテキサス(成瀬瑛美ソロ)
11.あのね...実はわたし、夢眠ねむなんだ...□(夢眠ねむソロ)
12.ニューロマンティック(最上もがソロ)
13.Promise of the World ~我コソ世界ノ救世主~(相沢梨紗ソロ)
14. P and A(藤咲彩音ソロ)
15.ソーリー、ロンリー。(古川未鈴ソロ)
16.IDOL
17.W.W.D II
18.くちづけキボンヌ
19.キラキラチューン
20.強い気持ち・強い愛
21.Future Diver
22.でんでんぱっしょん
23.ちゅるりちゅるりら
24.ORANGE RIUM
25.イツカ、ハルカカナタ
26.サクラあっぱれーしょん

ライブDVD
『WORLD WIDE DEMPA TOUR 2014』
2014年4月23日発売
TFBQ-18151 ¥3,611(税抜)
収録内容
1.ハジマリ。~WORLD WIDE DEMPA~
2.でんぱれーどJAPAN
3.Future Diver
4.VANDALISM
5.W.W.D
6.ナゾカラ
7.イツカ、ハルカカナタ
8.キラキラチューン
9.冬へと走りだすお!
10.なんてったってシャングリラ
11.W.W.D II
12.ORANGE RIUM
13.強い気持ち・強い愛
14.でんでんぱっしょん
15.サクラあっぱれーしょん
特典映像
古川未鈴「ソーリー、ロンリー。」
(2014年1月4日 Zepp DiverCity TOKYO)
夢眠ねむ「あのね…実はわたし、夢眠ねむなんだ…」
(2014年1月5日 Zepp DiverCity TOKYO)
成瀬瑛美「トキメキ☆すちゃらかテキサス」
(2014年1月11日 Zepp Nagoya)
藤咲彩音「P and A」
(2014.1.13 Zepp Namba)
最上もが「ニューロマンティック」
(2014年3月2日 Zepp Fukuoka)
相沢梨紗「Promise of the World ~我コソ世界ノ救世主~」
(2014年3月8日 Zepp Sapporo)
武道館公演決定発表
(2014年1月5日 Zepp DiverCity TOKYO)

18,000(でんぱ)枚 完全限定生産シングル
「Dear☆Stageへようこそ□~武道館LIVE記念限定盤~」
2014年5月14日発売
TFCC-89504 ¥926(税抜)
収録曲:
1.Dear☆Stageへようこそ□
2.まもなく、でんぱ組.incが離陸致します□
3.Dear☆Stageへようこそ□(Off vocal)
4.まもなく、でんぱ組.incが離陸致します□(Off vocal)
3面デジパック仕様
リリース記念ミニライブ入場券封入


◆でんぱ組.inc オフィシャルサイト
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365日、アイドルが作るアイドルメディア Pop'n'Roll 準備号創刊

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