【インタビュー】B.A.P、音楽に対しての自信が漲りセンセーショナルなメッセージを伝える「EXCUSE ME」

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■韓国語バージョンは足を踏みならしながら前に進むイメージだった
■日本語バージョンでは余裕を持って人の間を縫って進んでいるような感じ


 ▲バン・ヨングク
 ▲ヒムチャン
 ▲デヒョン
 ▲ヨンジェ
 ▲ジョンアプ
 ▲ZELO
――じゃあ、原曲と聴き比べるのも面白いですね。

デヒョン:ぜひ、聴き比べてみてください。サウンドも、韓国語バージョンよりスケールアップしていると思います。

ヨンジェ:僕の場合、韓国語バージョンを唄ったときは、歌詞の意味を考えながら、荒々しく唄ったんですけど、デヒョンくんと同じようにコンサートで何度も唄うたびに、どんどんメロディにも慣れていったんですよ。その結果、日本語バージョンを唄ったときには余裕が出ました。韓国語バージョンのときは、足をドンドン踏みならしながら、そこにいる人たちをどかしながら前に進むようなイメージだったんですけど、日本語バージョンを唄うときは、人はたくさんいるんだけど、余裕を持って自分がその人たちを交わしながら、人の間を縫って進んでいるような感じでしたね。

ジョンアプ:僕にとっては、日本語で表現をするっていうのはまだ難しいんです。韓国語であれば、自然と表現ができるんですけど、日本語での表現方法っていうのはまた別にあると思うんですよ。それがまだまだ自分にはできないので、機械的に文字を追って唄っているということになってしまうので、表現不足というところは否めないと思います。日本語でレコーディングするにあたっては、一度韓国語でもレコーディングをしているにもかかわらず、初めてこの曲をレコーディングするような気持ちで、とてもぎこちなかったんです。

――とても謙虚で正直ですね。韓国語と日本語では、発声も少し変わりますからね。

ジョンアプ:そうなんですよね。

ヒムチャン:韓国語と日本語では音節も違いますから。一つの音に対して日本語は1文字ですけど、韓国語だともう1つ乗ったりしますからね。最初はちょっと慣れないというのは否めない……。でも、レコーディングしながらどんどん合わせていくので、新しい気持ちで臨めて、緊張感を持って集中できるのがいいんですよね。

ジョンアプ:あ、一つ言い忘れていましたけど、今回のレコーディングでは、「つ」の発音が、僕が一番いいって褒められました!

――それは成長ですね。こんなにストレートで力強くてセンセーショナルな歌詞の「EXCUSE ME」のあとに続く「COFFEE SHOP」は、打って変わって別れた彼女への未練を唄っていますね。とても女々しい(笑)。この曲は唄モノでもあって、ヴォーカルラインが複雑に入れ替わるのも聴きどころですね。

デヒョン:はい。この曲のメロディーを聴いてもらうと、悲しい雰囲気ではなく、落ち着いたソフトな感じだと思うんですよ。歌詞を見たら悲しい内容ではあるんですけど。それを表現するために僕が考えたのは、男の人が女の人と別れたあとに、かつてその女性と一緒に行ったコーヒーショップに行って、その人と過ごしたことを考えているんです。当然、切ない気持ちにもなるんだけど、楽しかったことや嬉しかったことも思い出しているような感じ。もう落ち込んではいなくて、過去を思い出したら幸せな気持ちにもなれている……そんな感じですね。

――失恋は克服しているわけですね。

デヒョン:そうです!

ZELO:僕の場合、この歌詞の内容を理解しようとしても、恋愛経験が足りなくて、まだちょっと僕には似合わないかなと思いました。ただ、自分のパートの部分はちゃんと把握して、言葉の持つ意味をしっかり考えて、吟味しました。ヨングクさんが僕のラップの部分を組んでくれたんですけど、僕のキャラクターも理解した上で振り分けてくれたから、ちゃんと把握してレコーディングしました。

――歌詞の振り分けはヨングクくんがしているの!?

バン・ヨングク:はい。ラップの部分だけじゃなく、唄の部分も含めて、メンバーそれぞれに一番よく似合う言葉があると思うので、それを考えながら、「ここのパートは誰にしよう?」って考えてるんですよ。

――ラップの部分は長い黒髪、白いTシャツとスニーカー等、具体的な内容が描かれていますよね。

バン・ヨングク:はい。これは僕が思う理想の女性。それを具体的に書いています。

――メロディでは表面的なことや情景、ラップの部分はより深く主人公の心の中を描いているんですね。

バン・ヨングク:そうです。あまりにも的を得た意見なので、僕はもう言うことがありません(笑)。

――3曲目の「ZERO」もとても示唆的ですね。

バン・ヨングク:これは、自ら傲り高ぶってしまっているアーティストたちのことを唄っているんです。もちろん、僕たちに向けても言い聞かせています。だから、この曲を聴いたり、唄うたびに自らを自覚して行動することができる、そんな曲なんですよ。

――では、最後に2年目の活動に向けての皆さんの意気込みを。

デヒョン:今まで皆さんにお聴かせしてきた曲は、元々、韓国でリリースした曲を、再解釈して日本語で皆さんに披露していました。でも、これからは、日本ならではのオリジナル曲も考えつつ、さらに活動していけたらいいなと思います。そして、日本にもたびたび訪れて、ファンの皆さんと同じ時間を楽しく過ごすことができるようになったらいいですね。日本では、より自由なB.A.P本来の姿もお見せできると思います。今回の新しいシングル「EXCUSE ME」もよろしくお願いします!

取材・文●大橋美貴子


日本4thシングル「EXCUSE ME」
2014年9月3日発売
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3. EXCUSE ME (Original Rap Version)
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【CD】
1. EXCUSE ME
2. COFFEE SHOP
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4. EXCUSE ME (Original Rap Version)
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<発売記念イベント>
内容:特典お渡し会
●関西エリア
9月6日(土)大阪ATCホールA
●関東エリア
9月7日(日)幕張メッセホール6
※詳細は下記
http://www.kingrecords.co.jp/cs/t/t5268/

<B.A.P Invitation to MATO Castle>
9月15日(月・祝)パシフィコ横浜国立大ホール
第一部:Gala Party
第二部:Alter Party

◆B.A.P公式HP
◆インタビュー(1)へ
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