<2014楽器フェア>レポ第1弾、楽器販売やYMO楽器展など盛りだくさんの内容で開催、iOS関連新製品が多数登場

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■iOS対応製品が目立ったシンセ・録音関連機器

コンピューター・デジタルのエリアには新製品を含むシンセサイザーやPC関連製品のが多数展示された。シンセの名機を再現したカシオのCZアプリやローランドのSOUND Canvas for iOSといったソフトウェアや、オーディオテクニカやズーム、Line 6のマイクなど、iOS対応製品が目立った。その一方でアナログ・シンセの人気も高く、じっくり試奏する来場者が多く見受けられた。この項ではほかのエリアにシンセ・キーボード・録音機器を出展したブースもあわせて紹介する。


▲多数のマイク、ヘッドフォンを展示したオーディオテクニカ。新製品のAT2020USB+(左)はコンデンサーマイクAT2020のUSB対応モデルで16/48kHz対応&ヘッドフォン出力も装備、iPadにハブなしで接続できモニタリングしながらのレコーディングも可能。50シリーズの新モデルAT5045は同社史上最大サイズの長方形ユニット搭載のサイドアドレススティックマイクロホン(中の右)。マイク、ギター用のワイヤレスシステムも多数展示。


▲電子ピアノPriviaやシンセXWを展示したカシオは、iOS向け音楽アプリも出展。既存楽曲を解析してコード譜作成をサポートするChordana Viewr(左)や音楽練習ツール、楽器フェア前日に開発が発表されたばかりのアプリもハンズオン。写真は、曲に合わせて合いの手的にサンプルパッドを鳴らしたりエフェクトがかけられる音楽遊びアプリ(中)、2小節分のメロディーを入力(音声からの判別も可能!)するだけで曲ができる簡単自動作曲アプリ(右)。


▲カシオのベストセラーシンセをiPadで再現したCZアプリも参考出展。サイン波を読み出す際の位相を歪ませることでさまざまな波形を得るPD音源に、当時はなかった操作性を身につけ、単なる再現にとどまらないアプリになっている。写真右は1984年に発売されたオリジナルのCZ-101と最新シンセXW-P1。CZアプリを最新シンセで演奏することができた。


▲河合楽器製作所は多くのピアノ、デジタル・ピアノに加え、フラッグシップモデルのShigeru Kawai(左)やYOSHIKI使用のクリスタルピアノ(中)も展示。PC向けの認識機能搭載の楽譜作成ソフトスコアメーカー9や、紙の五線譜にメモしてく感覚で使えるiPad用手書き楽譜アプリTouch Notation(右)のデモも実施。


▲コルグのブースでは初音ミクをギターで歌わせられるMIKU STOMPが人気。写真左の手前はアコースティックギターのホールに取り付けられるチューナーのRimpitch-C。写真右はパーカッションを集めたスペース。クリップと取り付ければなんでもドラムキットに変えられるたまご型のCLIPHITや、WAVEDRUMシリーズがずらり。


▲コルグのワークステーションKRONOSは新ピアノ音源や名曲サウンドを搭載して生まれ変わって登場(左)。ショルダー・キーボードRK-100Sには「けいおん!」モデルが登場(中)。135のバリエーションからカラーが選べるデジタル・ピアノLP-380 CPも展示(右)。


▲コルグはジャンルごとに複数のキャビンを用意。左からD'Angelicoのウクレレ、VOXのギター&アンプ、テルミンを現代に蘇らせたMOOGのTheremini。KORGのelectribeシリーズをはじめとした大量のガジェット系楽器も大人気。


▲鈴木楽器製作所はハモンドオルガンやハーモニカ、メロディオンなどを多数展示。中でもハーモニカのラインナップの幅広さは圧巻。デモ演奏も多くの来場者を集めていた。


▲ズームはUSBより高速・低遅延のThunderbolt対応のオーディオインターフェイスとして2IN/2OUTのTAC-2R、8IN/10OUTのTAC-8、2IN/2OUTのTAC-2をラインナップ(左)。エフェクターはギター用のGシリーズ、ベース用のBシリーズ、マルチストンプMSシリーズなど多数展示(右)。


▲ズームはハンディレコーダーも多数展示。XYマイクのH5、XYとMSの2種のマイクカプセルが付属するH6、フルHD映像の撮影も可能なビデオレコーダーのQ4とQ8に加え、iOSデバイス用ステレオマイクとしてXYマイクのiQ6、MS方式のiQ7もラインナップ。


▲ギターアクセサリーを中心に展開するCherry Music Technology。チューナーやカポ、エフェクトペダルのほか、クリップオン式のLEDライトや折りたためるギタースタンドを展示。スタンドは折りたたむと非常にコンパクト(右)、ギター/ベース用は$4.8、ウクレレ/バイオリン用は$3.5前後になるとのこと。


▲TCグループ・ジャパンのギター向けエフェクターブランドtc electronicからは3種の異なるディレイタイプを同時に使用できるディレイ・ペダルFlashback Triple Delayはじめ数多くのエフェクターを展示(左)。ボイス向けエフェクターのTC-Heliconからはエフェクター&ルーパーが多数。写真はタッチ可能な液晶を搭載しマイクスタンドへの取り付けも可能なのVoiceLive Touch 2(中)、エレキギター・ボーカル向けのPlay Electric、エレアコ弾き語りシンガー向けのPlay Acoustic(右)。


▲フックアップはUniversal AudioのDSPシステム+オーディオインターフェイスApolloシリーズやArturiaのソフトウェアシンセ+キーボードのKEYLABシリーズ、ポータブルパッドコントローラーBEATSTEPなどのPC関連製品のほか、iOS向けのIK Multimedia製品やVITAL AUDIOのギターシールド、sE ELECTRONICSのマイクなど幅広く展示。


▲ホットラインミュージックはベリンガーのミキサー、エフェクター、オーディオインターフェイス(左)や、IK Multimedia製品を多数展示。Fender PassportのコンパクトなオールインワンPAシステム(中)や、ギター用インターフェイスSLIDE(右)も。


▲ヤマハミュージックジャパンは楽器フェアの前日発表になったVOCALOID4を早くもハンズオン(左)。誰でもカンタンにボカロ曲が作れるボカロネットも。Line 6のオーディオインターフェイスも多数。iOS対応のマイク内蔵オーディオインターフェイスの新製品SonicPort VXは年内発売予定で25,000円前後になるとのこと(右)。


▲ヤマハのMOTIF XF、MOXFシリーズなどシンセも多数展示(左)。ヤマハのシンセ40周年を記念した展示では歴代の名器がずらり(右)。


▲ヤマハはAbsolute Hybrid Mapleはじめドラムを多数用意、電子ドラムもDTXも人気(左)。Marshall、EDENのアンプ(中)やLine 6のAMPLIFI(右)などギター/ベース関連も充実。


▲ローランドは90年代のGS互換DTM音源をiOSで蘇らせたSOUND Canvas for iOSを展示(左)。iPad/iPhoneのユニーバーサル対応で、約1,600音色、64種のインサーションエフェクト搭載、SMFプレーヤー機能も装備。Inter App Audio対応でGarageBandから音源として利用できるほか、無線LAN経由でMacからのコントロールも可能。グルーヴマシンのAIRAシリーズも大人気(右)。


▲簡単操作がうれしいBOSSのルーパー最新モデルRC-1はクリスマス仕様でデコレーション(左)。楽器イベントではおなじみのBOSSコンパクトの大量展示&試奏コーナーももちろんあり(右)。


▲インターネット(左)はインテリジェンスなアレンジ・作曲支援機能を持った音楽制作ソフトSinger Song Writer Lite 9や、ABILITY新バージョンをいちはやく展示。ABILITY 1.5ではボーカルエディタやオーディオファイルの書き出しが進化、Proはさらにビートエディタを搭載。Elektron(右)はアナログシンセのフレッグシップモデルAnalog Keysや、サンプルを融合させた強力なアナログ・ドラム・サウンドが魅力のビートマシンAnalog Rytm、パフォーマンスサンプラーOctatrack DPS-1などユニークなモデルを多数展示。


▲モジュラーシンセサイザーの壁がひときわ目を引く福産起業のブース(左)ではDave Smith Instruments PRO2をはじめ各社のアナログシンセ、モジュラーシンセを大量に展示。Monster GODJ(右)では、わずか286gのオールインワンのDJシステムMonster GODJを展示。内部メモリ2GBとSDカード(最大32GB)に曲を保存、本体のみでDJプレイができる。左右の2つのパネルがターンテーブルの役割をするほか、鍵盤やギター音源、サンプラーやビートシーケンサーも内蔵。


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