音楽リスナーがつくるWEBメディア「MUSIUM」、「今、音楽を語るべきは、僕らリスナー」

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音楽ジャーナリスト鹿野 淳が主宰する音楽ジャーナリズム養成学校「音小屋」が、2014年12月11日より新たに音楽WEBメディア「MUISIUM(ミュージアム)」を立ち上げた。MUISIUMは、音小屋に所属する学生や社会人など11人が中心となって、サイトの企画・立ち上げから運営・編集までを行う。つまり、どこにでもいる音楽リスナー達が、自らの手で一からつくり上げた音楽メディアだ。編集長には鹿野 淳が就任し、プロの立場から生徒をリードする。

◆MUSIUM サイトロゴ

リスナーの一人ひとりがそれぞれに音楽に関する趣味嗜好やリスニング環境の手法を持ち、これだけSNSが浸透した今、音楽シーンを盛り上げるためには、そのリスナー自体と触れ合うことが何よりだとMUSIUMは考える。彼らは、「今、音楽を語るべきは、僕らリスナーだ!」というスローガンを掲げる。

サイトでは具体的に、「MUSIX RANK(ミュージックス ランク)」と「オトコエ」という2つの企画がスタートしている。「MUSIX RANK」は、毎日ひとつずつコンテンツが更新されるランキング企画だ。MUSIXとは、MUSICとMIXを掛け合わせた造語で、新譜、ライブ、アーティストグッズ、ニュースなど、形態を問わず世の中の音楽にまつわるものすべてをミックスしベスト10を決めるというもの。毎晩19時にひとつずつ記事を公開し、10位から順に10日間かけてカウントダウン形式でランキングは発表される。「オトコエ」は、編集部が提示したテーマをもとに、Twitter上でユーザーからの意見を募集しながら、音楽に関わる様々な問題について音楽リスナー全員で考え、意見を打ち出していくユーザー参加型企画だ。なお、12月11日のサイトオープンに際し、「原曲を振り切ったカバー曲とは?」「ライブを観に行った時の失敗談アレコレ」の2つのテーマについて意見を募集中だ。これ以降サイトでは、新企画が続々と展開されるということである。

と、音楽リスナーが作り上げている「MUSICUM」だが、このサイトのロゴとページデザインを手掛けているのはバンド「快速東京」のギタリストである一ノ瀬雄太だ。バンド活動の一方で、書籍やジャケットなどのアートワークを手掛けるデザイナーとしても活躍している彼が、いちミュージシャンとして、このようなメディアが機能することに可能性と興味を持って参加している。

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