【インタビュー】GRANRODEO「Punky Funky Love」は遊び心で自由に作った曲です

■ギターの教則DVDを旅先で見るのが楽しみ
■楽屋で本番前まで見ながらずっとギターを弾いてる

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──楽しみです。「wish」はスケール感たっぷりで、アンセム的な曲調ですね。

e-ZUKA：そうですね。ツアーが迫ってきているので、前向きでみんなで一体になれて、背中を押せる曲がいいなと思って作りました。照明がガーンと当たって最初からみんなで合唱できるアリーナクラスの会場に似合うロックバラードがいいなぁと。最初はなかなか曲ができなかったんですが、KISHOWに「冬の曲がいいんじゃないかな」と言われて、そういえば「Snow Pallet」以来、ウィンターソングはないなと思って書きました。ちょっとクリスマスっぽくなってしまったんですが（笑）。

──確かにコーラスの部分はクリスマス感満載。

e-ZUKA：（笑）そうなんですよ。結果、全員で歌えそうな曲になりました。GRANRODEOが10周年を迎えるに当たっての感謝の気持ちを込めた曲になった。

KISHOW：冬感プラス10周年をみんなで盛り上げようっていう歌詞。感謝を伝えつつ、盛大に祝うのはもう少し先にとっておきたい気持ちもありますね。

──“皆そこに立つよ　約束したろ”と歌っているのが気になります。

KISHOW：その部分は8年前にリリースしたシングル「delight song」と絡めたんです。あのとき“10年先を思い出せるために泣き、笑って歩いていく”って書いたのが、この曲に繋がっている。ずっとGRANRODEOを追いかけてきてくれた人にはわかるかなと。

──アニヴァーサリーイヤーのツアー＜GRANRODEO LIVE TOUR2015 カルマとラビリンス＞はどうなりそうですか？

KISHOW：10周年ではあるけれど、アルバム『カルマとラビリンス』のホールツアーなので、迷宮や人の業をテーマにした世界観を表現したい。加えてシングル「Punky Funky Love」を発売した直後から始まるメモリアルイヤーの皮切りなので、いいスタートダッシュで充実した1年になるんじゃないかと。いろいろなことを意識してステージに立ちたいし、もちろん楽しみたい。僕の中では10周年を自分たちへのご褒美として捉えたいという気持ちもあるんです。「がんばったな」って。ツアーだけではなく2015年は噛み締めて活動したいですね。

e-ZUKA：ツアーに関しては久々のホールツアーだし、今、いろいろと考えているところです。ロビーにお客さんが撮影できるようなアトラクションを設けたり、椅子に座って待つ間も、特別な音楽が流れていたり。会場に足を踏み入れた瞬間から、『カルマとラビリンス』の世界にひきこまれるようなライブにしたいですね。あと、新たなグッズのキャラクターで“カルラビさま”っていうウサギのお化けみたいなのがいるんですよ。

KISHOW：いますね～。

e-ZUKA：ああいうキャラが出てくるのか、こないのか（笑）。アルバムの中では「DAWN GATE」のフルサイズヴァージョン（9分超えの組曲）を初披露するので、セットリストの中の置き所も考えたりとか。

KISHOW：そうだね。考えないと。

e-ZUKA：長い曲なので演ってる側と聴いてる側とどっちが先に飽きるか（笑）。

──（笑）いや、いや、いや。

e-ZUKA：会場の大きさもZeppだったり、さいたまスーパーアリーナだったりとバラバラなので新鮮な気持ちでやれそうだし、前回よりいい演奏、いいパフォーマンスをしたいですね。

──ちなみに2人のツアー中の必需品は？

KISHOW：今回はイヤーモニター。今までは抵抗があってモニターの音を聴いて歌っていたんですが、ホールツアーだし、観念して慣れていこうかなと。

e-ZUKA：必需品はMacBook Airです。海外のサイトで買ったギターの教則DVDが鬼のように入っているので、それを旅先で見るのが楽しみ。ツアー中のほうが集中できるので、楽屋に着いてから本番前まで見ながらずっとギター弾いている。

──では、ツアー中の楽しみは？

KISHOW：楽しみは各地のゴハン。

e-ZUKA：パクチー？

KISHOW：（笑）各地。特に楽しみなのは仙台の牛タンですね。2014年のランティス祭りのときに行った店が美味しくて今さらながらハマっています。美味しかったから、また行きたいな。

──飲むより食べる派ですか？

KISHOW：や、飲む（笑）。俺、ちょっとお酒、強くなったんですよ。レモンサワーなら果てしなくイケるし、白ワインもぐいぐい飲める。あとはツアー直前ですけど、1月21日で禁煙して1周年なんです。

──素晴らしい。続いていますね。

KISHOW：はい。だから記念日なんです。e-ZUKAさんがZIPPO(ライター）プレゼントしてくれるらしい（笑）。オイ、どういうつもりだ!? って（笑）。

e-ZUKA：おめでとうって（笑）。とにかく、楽しみながら10周年イヤーを全うしたいですね。

取材・文●山本弘子






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