【ライブレポート】東京女子流、この春旅立つ人へライブでエール。「前向きにがんばってもらえたら」

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東京女子流が3ヶ月連続で開催したライブ企画<ザ・対バン><ザ・単ドク>の第三回公演が3月1日にZepp Tokyoにて開催された。両公演のライブレポートを以下にお届けする。

◆東京女子流 画像

月に一度、1日に対バンライブとワンマンライブの2回公演で行われたこのイベント。昼の部である<ザ・対バン>第一回はSuGを相手にクラブチッタ川崎で、第二回はLIFriendsを相手に赤坂BLITZでの対バンと、男性バンド相手に東京女子流がガールズパワーで立ち向かう異色の展開が続いていた。


そんな中、今回開催された第三回の対バン相手になったのはもも(Vo)と小春(アコーディオン)の姉妹によるユニット、チャラン・ポ・ランタン。この日は女ばかりのバンド“カンカンバルカン編成”で人数も2人から合計7人になり、サーカス然とした風体に爆音サウンド、さらにもものパワフルなヴォーカルワークで一曲目「71億ピースのパズルゲーム」から次々と全6曲を披露。「ムスタファ」ではベレー帽をかぶった東京女子流ともコラボし、一緒にラインダンスを披露するなど縦横無尽な動きで会場を盛り上げた。

対バンの後半戦でステージに立った東京女子流は、「鼓動の秘密」からライブをスタート。「十字架~映画「学校の怪談-呪いの言霊-」Ver.~」でストイックなパフォーマンスを光らせてからのハードボイルドテイストな「Count Three」「眩暈」と、現代的な中にティーンの女の子らしい含みを持つ楽曲群は前半のチャラン・ポ・ランタンの作風と好対照な魅力を放つ。

今年でチャラン・ポ・ランタンと同じ5周年を迎える東京女子流。MCでは対バンの実現に5人揃ってテンションが上がっていると語り、中江友梨が「逆に緊張するね」とありのままの心境を語る場面も。さらに新井ひとみは昔好きだったというバラエティ番組『幸せ!ボンビーガール』のテーマ曲がチャラン・ポ・ランタンの曲だったことを憶えており、実際に彼女たちの楽曲に触れた際には「ハッとなった」とコメントしていた。そんな女子流、チャラン・ポ・ランタンとラジオ番組で初対面したあとは「実際お会いしたらめっちゃかわいい」と口々に連呼していた。


ラストには、2013年の日本武道館公演で東京女子流が着た衣装を「控え室にいい感じのあったから着てみた」と何気なく完全装備したチャラン・ポ・ランタンの2人がステージへ登場。小春のアコーディオンのみの演奏で女子流と共に「月の気まぐれ」(映画『5つ数えれば君の夢』主題歌)を歌唱した。ちなみにこの楽曲、小春によると「ここ2・3年で一番(弾くのが)難しい曲だった。」とのこと。哀愁を帯びた、ここでしか聴けない魅力的なアレンジに場内はじっと聴き入っていた。

夜の部ではベストアルバム仕様の新衣装をまとった東京女子流による<ザ・単ドク>の第三回が開催。こちらは毎回テーマを決めてのノンストップライブに女子流が挑む。今回はこの春にメンバーの山邊未夢が高校を卒業するということで、ライブテーマも「旅立ち」に決定。

山邊は「女子流っぽく歌って踊るライブは今日が高校生のうちで最後なんですよ。なので、ちょっと若い、フレッシュな感じを出していければと思います。」と語り、ライブの一曲目も女子流のデビュー曲「キラリ☆」からスタートした。

ノンストップライブでも当然の如く、序盤から最後までハイレベルなダンスパフォーマンスを5人揃ってキレ良く繰り出す女子流の動きには、毎回安定感を感じると共に驚きを禁じ得ない。「A New Departure」では観客のクラップに乗り、サビで自身の手振りと観客のペンライトの振りをすっかりシンクロさせる。

中盤からは「Sweet Emotion」「Overnight Sensation ~時代はあなたに委ねてる~」など定期ライブでお馴染みのカバー曲を披露。さらに9曲目にはごく初期のライブでしか披露されなかったFolder5の「Believe」をカバーし、レアな展開で観客を驚かせた。終盤は「Get The Star」でタオルを振りながらメンバーがステージの淵まで乗り出し、ファンを熱く煽った。


ノンストップライブの最後12曲目にして、女子流は3月11日発売のニューシングルより「Stay with me」を初披露した。2015年頭に彼女たちが“アーティスト宣言”をおこなってから初のシングル曲だ。山邊未夢が初作詞を担当したというこの曲では、イントロから新井がソロで歌い出す切ないミディアムチューンに他のメンバー4人のコーラスが乗るというスタイルがとられた。それまでの女子流の路線から大きく舵をきり、ボーカル方面での新たな挑戦に乗り出した意欲作といえるだろう。楽曲披露後には観客からの拍手が沸き起こっていた。

ライブ後、リーダーの庄司芽生は「今回この春卒業する方やお別れがある方に向けて、前向きにがんばってもらえたらいいなという思いを込めて明るめな曲やフレッシュな曲で選曲させていただきました」と改めて今回のテーマを語り、メンバーらと共にファンへのエールを送った。


そしてアンコールでは、飛び入りゲストとしてテレビ東京のバナナ社員こと“ナナナ”が登場。メンバー5人もマネージャーも大ファンなのが高じ、「ナナナのナナナたいそう」を一緒に踊ってもらえるよう女子流からオファーする形でステージ上での共演が実現した。実際に一緒に踊ったあとはナナナによる“ナナナポーズ”の曲がり具合に女子流メンバーも大喜び。


また、ナナナは一旦ステージから退場した後、BSジャパンの“兼務社員”としてカムバック。3月28日に放送される女子流の主演ドラマ『東京女子流 神様からの宿題』にも“俳優ナナナ”として出演することを女子流メンバーと約束した。『東京女子流 神様からの宿題』は東京女子流の5人がそれぞれ自身役として出演。東京・品川教会グローリア・チャペルでのライブ撮影も行われ、小西によると「演技と音楽とが融合されたドラマになると思います」とのことだ。

東京女子流は今後、デビュー5周年記念日となる5月5日に1st BEST ALBUM『キラリ☆』をリリースする。

☆3月24日13:00-より、KawaiiSTORE(BARKS×ARTIST DELI SHOPPING内)で東京女子流のライブグッズのセールを開始!

<CD情報>

1st BEST ALBUM 「キラリ☆」
2015年5月5日発売
【Type-A/2CD+Blu-ray】AVCD-93082~3/B  6,264円(税込)
【Type-B/2CD+Blu-ray】AVCD-93084~5/B  6,264円(税込)
【Type-C/CD+2DVD】AVCD-93086/B~C 4,320円(税込)
【Type-D /CD】AVCD-93087 2,700円(税込)

<4形態同時購入特典> ※全店舗、ECサイト共通
4形態収納三方背スリーブケース

シングル「Stay with me」
2015年3月11日発売
【Type-A/CD+DVD】AVCD-83185/B 2,160円(税込)
CD
Stay with me
A New Departure
加速度
Stay with me (Instrumental)
A New Departure (Instrumental)
加速度 (Instrumental)
Say long goodbye -Vocal Only for REMIX-
DVD
Stay with me (Music Video)
Making Movie(Stay with me収録コンテンツ)

【Type-B/CD+DVD】AVCD-83186/B 1,944円(税込)
CD
Stay with me
A New Departure
加速度
Stay with me (Instrumental)
A New Departure (Instrumental)
加速度 (Instrumental)
Say long goodbye -Vocal Only for REMIX-
DVD
TGS fly in the sky -Vietnam and Thailand ver.-

【Type-C/CD】AVCD-83187 1,080円(税込)
CD
Stay with me
A New Departure
加速度
Stay with me (Instrumental)
A New Departure (Instrumental)
加速度 (Instrumental)
Say long goodbye -Vocal Only for REMIX-

【Type-D/CD】AVC1-83188 1,080円(税込)
※mu-mo/イベント会場限定商品

<TV情報>

■テレビ東京系アニメ「フェアリーテイル」(4月OA~)
~エンディングテーマに未発表曲「Never Ever」(=TGS50)決定

◆Kawaii STORE 東京女子流 グッズ販売ページ(BARKS×ARTIST DELI SHOPPING内)
◆東京女子流 オフィシャルサイト
◆BARKS Kawaii
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365日、アイドルが作るアイドルメディア Pop'n'Roll 準備号創刊

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