【ライブレポート】The Flickers、“世界で一番好きなこの場所”新宿JAMで決意のライブ

The Flickersが、4月14日に東京 新宿JAMにて＜The Flickers presents 「UNDERGROUND POP＞を開催した。

彼らがアマチュア時代に育った新宿JAM。メジャー1stアルバムのリリースを翌日に控え、盟友Home is a fireをゲストに迎えて行った凱旋ライヴは、チケットはもちろん前売り分でソールド・アウトし、会場はファンで溢れ返った。

公募で選ばれたオープニングアクトのSACHIKO、Home is a fireもThe Flickersのリリースを祝うべく最高のパフォーマンスを披露し、The Flickersにバトンタッチ。電車音のSEとともに登場し、メジャーデビューEPに収録されアルバムにも収録されている「midnight express」からライブはスタートした。


サポートメンバーに三橋 隼人（G）、Kanako（Syn） を迎えた5人編成でのライヴにより生音の比重が増え、音の厚みがグッと上がったことで一気に会場は熱気を帯び、インディーズ時代のヒット曲「white heat」、「non-fiction」で観客を煽る。その後ニューアルバムから「techno kids」、「neo tokyo」、「u-rei disco」、「city pop」、「nova」を立て続けにパフォーマンスした。楽曲ごとに色が全く異なるが、全てThe Flickersらしさを全開に感じさせる不思議な感覚に。



MCで安島裕輔（Vo＆G,Syn）は、「世界で一番好きなこの場所で育って、巣立っていって、この場所に戻ってきてまた出発する、そんな気持ちです」「感傷に浸るのもまだ早いし、また思いっきり戻ってきたいなと思います」と決意を新たに述べた。その後、定番の「black light」、「lovender」で会場の熱気を最高潮に盛り上げ、先日ミュージックビデオが公開された「love in the music」で本編を終了。

アンコールではアマチュア時代に制作され今回初めて音源として収録した「underground」をHome is a fireの鈴木氏を迎えての6人編成で披露。そしてアマチュア時代のJAMでのライヴ映像も使われたミュージックビデオが公開されている「supersonic」でアンコールを締めくくるも、ダブルアンコールが起き、「orange sunshine distortion」をサポートメンバーを除くメンバー3人のみでプレイ。鳴り止まない歓声とともにステージを終えた。

The Flickersの全力でオーディエンスを踊らせる楽曲と、聴くものの心に突き刺さる歌詞、安島の人生を懸けたシャウトを彼らのルーツである新宿JAMに響かせたこの日。アルバムタイトルの“UNDERGROUND POP”の意味を会場に集まったファンすべてが体感することができた、そんな特別なイベントとなった。

The Flickersは、4月15日にメジャー1stアルバム『UNDERGROUND POP』をし、7月には全国ツアーもスタートさせる。アルバムを聴き込んで、ライヴハウスで彼らの音楽、発信するメッセージを体感してほしい。

Photo by 鈴木公平





◆The Flickers オフィシャルサイト
◆The Flickers Twitter
◆The Flickers Facebook