【インタビュー】KOTOKO「高いところにも登るし全力疾走もしますから、お願いだからじっとさせないでください」

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2004年に「覚えてていいよ」でメジャーデビューしたKOTOKOが、2014年にデビュー丸10周年を迎えた。そんなKOTOKOの10年間の映像記録のすべてを網羅したミュージックビデオコレクション『KOTOKO 26stories』が4月22日にリリースされる。この10年を振り返っての感想、そしてこれからの10年にかける思いをKOTOKOに直撃したインタビューだ。

◆KOTOKO~画像&映像~

■元気な感じからダークな感じまで振り幅が広いですよね
■作品によって変えているので同じ人だって思えないかも(笑)


──改めて10年分のミュージックビデオを見返してみると、やっぱり見応えあるよね。

KOTOKO:そうですよね?! 自分でも“こんなに出てたんだ!”って思っちゃいました(笑)。でも、改めて見返してみたら、初期の頃は自分の動きが、すごくぎこちなくて恥ずかしくて見てられなくって(笑)。もぉ、たどたどしくって、見ていてドキドキしちゃいました。アルバムデビューだったので、この中では、21曲目に入っている「羽」が一番最初に撮ったミュージックビデオになるんですけど、ホント、見てられないですね、幼な過ぎて(笑)。

──あははは。そっかそっか、時系列に並んでいるわけではないんだもんね。

KOTOKO:そうなんです。シングルのMVを前の方に置いて、そこは時系列に並べてあるんですけど、アルバムのを後ろの方に収録しているので、撮った順番は時系列ではないんです。だから、5曲目の「being」くらいまでは、本当に慣れてないなぁ~って思っちゃいますね(笑)。このあたりまでは、カメラを向けられても何処を見たらいいのかさえわからなかったんですよ。私、カメラのレンズが1つ目みたいに見えてちょっと怖いんです。あの無機質な感じが怖くって、カメラを向けられると、なかなかレンズを真っ直ぐ見られなくてレンズの淵を見てしまう癖があるんです。それですごく苦労してました。

──そうだったんだね。でも、だんだん成長していくのがわかるよね。堂々とした立ち振る舞いになっていっているし、表現力がだんだん増していってるのがわかる。

KOTOKO:そうなんですよね。自分でも、改めて成長してるんだぁ~って思ったんです。普段はあんまり成長を感じることがないので。でも、本当に1つ1つに物語があるなぁと思って、今回、『26stories』っていうタイトルを付けさせてもらったんです。

──なるほどね。しかしながら、振り幅広いよね、KOTOKOちゃん!

KOTOKO:あははは。ですよね。元気な感じからダークな感じまで振り幅が広いですよね。作品によってガラッと変えているので、知らない人が見たら同じ人だって思わないかも(笑)。

──そうだよね(笑)。私は個人的にダークKOTOKOが好きなんだけど、KOTOKOちゃん自身は?

KOTOKO:私は元気な感じの方が好きなんです。

──普段の洋服とかネイルとかもキュートで可愛い感じが多いもんね。

KOTOKO:そうなんですよ。可愛いのが大好きなので、個人的にはキュートでキュンキュンしている方が好き。ダークなKOTOKOも嫌いじゃないし、やるときは完全に入り込んでいるんですけど、完全にプロデュースしてもらってるって感じですね。いろんな衣装とか着せてもらえるから、本当に毎回楽しんでやらせてもらっているんですけど、パンツとかも普段はショートパンツは着るけど、デニムの長いパンツは着ないし。だから、「羽」のジャケットの私も、「being」とかの私も、自分であって自分じゃないみたいなんですよ。

──なんか、シュッとした感じだよね、「羽」のジャケットも「being」のKOTOKOちゃんも。

KOTOKO:そうなんです。だから、デビュー当初、実際にこうやって取材でお会いすると、“こんなにちっちゃかったんですね! もっと大きいと思ってました!”ってみんなに言われたんです。

──たしかに。「being」とかすごく背が高く見えるもんね!

KOTOKO:はい。完全にカッコイイお姉さん系なんで。そういう意味では、完全にプロデュースしてもらったKOTOKOですね。デビューアルバムそのものが、どっちかっていうとダークな感じだったので、全体的にクールな見せ方だったんですよね。だから、デビューアルバムでKOTOKOを知ってくれた人達は、ラジオとかライヴのMCとかとのギャップに、最初は驚いてたみたいでした。それで、だんだんと本当のKOTOKOがバレていったというか(笑)。昔からのファンの人達は、元気で可愛いモノが好きな私を知っていてくれたから、逆に「羽」の魅せ方に驚いたみたいでしたけどね。

──なるほどね。個人的には「リアル鬼ごっこ」のミュージックビデオが当時から大好きで。

KOTOKO:「リアル鬼ごっこ」はカッコイイですよね。私もすごく好きでした。世界観も映画とリンクして作られていてすごく素敵だったし。お気に入りのミュージックビデオですね。「ε~Epsilon~」も気に入ってるかな。「ε~Epsilon~」は全体の色みが好き。宇宙船の中とEpsilon星に着いたときのお姫様感の対比が好きなんです。あとね、「硝子の靡風」も好きかな。私、『パーフェクト・ワールド』っていう映画が大好きなんですけど、草原の雰囲気とかその映画の世界観に近いモノがあって、映像としてすごく好きなミュージックビデオなんです。

──「Chercher-シャルシェ-」なんかも、赤のイブニングドレスが魅惑的なしっとりとしたKOTOKOで。

KOTOKO:「Chercher-シャルシェ-」はもぉ、恥ずかし過ぎます! 「Chercher-シャルシェ-」の撮影は本当に大変だったんですよ。ずっとじっとしていなくちゃいけなかったんで、苦痛で苦痛で……。どうしていいかわからなくて。動いてもいいですか? お願いですから動かせてください! みたいな感じだったんです(笑)。

──あははは。でも、そう言われてみれば、ちょっとごそごそしてたもんね(笑)。

KOTOKO:あははは(爆笑)。そうなんですよ! ごそ。ごそごそ。ごそ。様子を伺いながら、ちょっとずつ動くっていう。

──あははは。バット振り回してた方が楽?

KOTOKO:断然そっちのが楽ですよ! 100倍楽(笑)! 動けないなんて拷問ですよ。お願いです。高いところにも登るし、全力疾走もしますから、お願いだからじっとさせないでください、みたいな感じでした。あんなしっとりとした感じは自分の中にないから辛過ぎて(笑)。いまだにこのミュージックビデオは直視出来ないです、私。辛かったぁ~「Chercher-シャルシェ-」……。

──あはははは。まさに裏話だね、これ(笑)。

KOTOKO:ホント。ついつい本音が。今だから話せることっていっぱいありますよね(笑)。今回、ブックレットに、全部のミュージックビデオの映像を切り取った写真と私が1曲ずつ手描きで書いた解説が付くんですけど、そこにもいろんな裏話が書いてあるので、ぜひぜひ、そっちも楽しんでもらえたらなと思います。

──うんうん、あれはすごくファンの人達は嬉しいと思う。またブックレットを見ながら見返すと、違った楽しみ方が出来るよね。

KOTOKO:そうですね、すごく楽しめると思います。

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