【ライブレポート】アーバンギャルド、「私たちの青春はあなたのものです」

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アーバンギャルドが、6月20日に新宿ReNYにて全国ツアーのファイナル追加公演を行なった。このオフィシャルレポートをお届けする。

◆アーバンギャルド 画像(全16点)

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6月20日、新宿ReNYにてアーバンギャルド全国ツアー<春を売れ!SPRING SALE TOUR>ファイナル追加公演が開催された。全国17カ所に加え、米テキサスで開催された<A-Kon 26>への出演も含め全18公演行なわれた今回のツアーファイナルとなった新宿は、開演前から熱狂に包まれていた。


ライブは本ツアーでリリースされた会場限定アルバム『少女 KAITAI』の冒頭を飾る「コインロッカーベイビーズ」でスタート。すっかり定番となった「ワンピース心中」、演奏前に松永天馬(Vo)から「反戦歌です」と告げられた問題作「原爆の恋」、自撮りの流行を皮肉った「自撮入門」などが立て続けに演奏された。

中盤では浜崎容子(Vo)と四月に正式加入したおおくぼけい(Key)による弾き語り「少女のすべて」、アングラ芝居風の松永の語りから始まる「都市夫は死ぬことにした」で会場の空気は一変。それを掻き消すかのように血の丸仮面をかぶったおおくぼが「神様のファンクラブは宗教である」と叫ぶ新曲「ファンクラブソング」で客席は新興宗教さながらの狂気を帯び、そのままおなじみのダンスナンバー「病めるアイドル」へとなだれ込む。演奏中、松永は先日ライブでリストカットをして解雇されたというニュースで話題を集めたアイドルの名を繰り返し叫ぶ様子を見せた。


ツアーで各地をまわったというMCが披露された後には、コンドームを投げるライブ定番曲「ベビーブーム」、瀬々信(G) によるロックナンバー「いちご売れ」「堕天使ポップ」を演奏して本編が終了した。
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