【連載】「藤田麻衣子の恋愛相談室」 case 12 ~ちゃんと望んで、ちゃんと傷つこう~

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こんにちは。 シンガーソングライターの藤田麻衣子です。

「藤田麻衣子の恋愛相談室」ということで、みなさんといろんな恋愛話がしたい!というこの連載。
今回もたくさんのおたより、ありがとうございます。

前回は、みなさんのおたよりから、「結婚を考える年齢」について、恋愛話をしました。

いつも2通のおたよりをご紹介しますが、今日は3通です。どれも、“わかるなぁ”がたくさん詰まっております!

  ◆  ◆  ◆  

ペンネーム:紫那(埼玉県/女性)

麻衣子さん、こんにちは。
突然ですが、最近失恋をしました。
と言っても、告白してフラれたと言うより、彼女がいることを知ってしまったと言う感じです。

私自身、恋をしたことがあまりなく、もちろん彼氏が出来たこともありません。そんな私が人を好きになるのは、上手く言えませんが時間がかかります。職場など近くでその人をよく知らないと踏み込んでいけないんです。仲良くなって、その人の性格や人となりを知ってからがスタートになります。

ただ、元々はなんとも思っていなくて、仲良くなったら急に転がる……なんて事もありました。
今回の失恋相手はまさにそうで、近くで仕事をするうちに、彼の優しさを知り、素のままの自分でいられることに気づき、いつの間にか好きになっていました。それなりに仲も良く、相手も心を開いてくれたのを感じたりしていたので、振り向いて貰おうと頑張っていたときに……絶対にいないと思っていたのに(職場での残業や休日の仕事の仕方等々から)実は彼女がいたのです。

こういう経験は前にもあり、彼女がいると聞いた瞬間、気持ちが冷めると言うよりも、それじゃあダメだね……と自分の中で終わりを告げます。彼女から奪ってまで欲しいと想っていないと言うことは、そこまで好きじゃないのかな? とも考えたこともあるのですが、彼のことを思い出すとポロポロと涙が出ます。

なので、彼を好きだという気持ちに嘘はなかったと思うのですが、でも、彼女がいるんだ……そう言い聞かせています。

そんなことが何回も続くと、元々恋愛に対して臆病な私はどんどんマイナスに考え、私のような人を好きになってくれる人なんていないんじゃないかな? 結局、私を愛してくれる人なんていないんだ……私は見る目がないのかな……なんて、考えてしまいます。

私は人を好きになるのが、友人に言わせると凄く面倒なんだそうで、0か10のどちらかしかなく、中間が無さすぎると言われます。10にならない限り、私の中では恋ではなく、その時はすでに遅いくらい大きな気持ちになっていると。もっと気楽に考えてみたらと言われるのですが……。

恋を「気楽に」の感覚が私は良くわかりません。

好きとも思っていない人と一緒にいても楽しくないし、それよりも好きなことを一人ででもしている方が良いと考えます。また私自身年齢も20代後半なのもあり、焦りつつも、別れを想像したくないのです。

今は特に出会いもなく、失恋した相手も職場が変わり、会うことが極端に減ったことで気持ちは落ち着いたのですが、一時期は会うのが怖いと思っていました。会ったら、あぁ、やっぱり好きだな……なんて思ってしまうからです。

こうして、引きずりつつ次の相手に出会えるのを待つのが私です。

つらつらと書いていたら、何を相談したいのか分からなくなってきてしまいました(笑)

つまり、こんなマイナスマイナスな私に、素敵な恋愛は出来るのでしょうか? それとも現実を直視できずに夢を見すぎているだけなのでしょうか?

  ◆  ◆

“恋を「気楽に」の感覚が私は良くわかりません。”

いいですね!! その通りだと思いますよ。

確かに気楽ならば、それってたぶん恋じゃないですよね。笑

「私のような人を好きになってくれる人なんていないんじゃないかな? 結局、私を愛してくれる人なんていないんだ……」そう思ってしまうのは、おかしい感覚ではないと思いますよ。

生まれつき自信家の特別な人を除いて、基本的に、誰かに好きになってもらえるたびに自信ってついていくものだと思うのです。本当の意味で「受け入れてもらえた」と感じることが、すごく自信をくれるのかなと。中には、どれだけ好かれても自信を持てない人もいるとは思いますが。

“だめだ”と思っていた気持ちが実ったり、緊張していたことが上手くいったりすれば、心に「上手くいった」という結果が残ります。上手くいかなかったら、また一つ臆病の扉をパタンと閉めちゃう場合もありますが……。

一度自信を身に付けると、自信を持った人に人ってなぜか惹かれるので、そういう人がより自信を付けていくパターンですよね……。いいなぁと口を開けて見ちゃいますね。

急ぐことはないですが、一つずつ、経験を重ねていくことは悪いことじゃありません。

ちなみに、私が今年自分に思ったこと。ひょっとしたら、恋愛でも同じかなと思うのです。

「ちゃんと望んで、ちゃんと傷つこう」

これです。

望まないと、傷つくこともないですよね。でも確実に満たされもしない。喜びも感じられない。以前は幸せに感じてたことも、また時間が立てばそんなことじゃ満足できなくなって、次の何かを求めるのは当たり前だと思います。

恋愛でも昔は「恋人なんかまぁいいか」と思っていた自分も本当にいたけど、「必要かも」と思い始めることも自然なことです。

まだ起こってない、別れや失恋、ひょっとしたら、失敗や恥をかくこと。それを恐れて、同時に喜びや感動やまだ知らないたくさんの感情や感覚も自分から遠ざけてしまうのは、私はもったいないなって思います。

傷つく覚悟を初めからしておけば、たいていのことは大丈夫。一人出会えたら、また二人、三人と出会えるはず。その頃には今よりもっと自信を身に付けてるはずだから。

傷つくことを避けたり恐れたりしないで、進んでみてくださいね。
覚悟を持った人には、また新たな扉が開かれるんじゃないかなと思いますよ!
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