【潜入レポ】中田裕二、初のニコ生は至福の歌と気さくなトーク。

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8月18日(火)に中田裕二が、配信EP『STONEFLOWER』の発売を記念したニコニコ生放送でのトーク&ライブ番組『ようこそ中田亭~浅草公開生談義』をおこなった。その会場に潜入させてもらったBARKSから、中田裕二が初のニコ生に挑んだこの日のレポートをお届けしたい。

◆中田裕二 ニコ生収録時画像

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番組のスタートは20時。19時過ぎに今回の舞台となる浅草に到着すると、すでにちょっと感激してしまった。なんて趣きのある景色。季節柄、ゆったりと歩く浴衣姿の女性もちらほら、人力車も颯爽と行き交っている。堂々営業中の神谷バー、ライトアップされた雷門、シックな雰囲気の夜の仲見世通り。人もたくさんいて商店もたくさん並んでいるのに、街全体がしっとりとした叙情的な世界に包まれている。下町の夜はとても粋だ。

そして雷門を通過し雷門通りを行くと、すでに一角に行列ができていた。番組の会場となるのは、「音のヨーロー堂」だ。創業は大正元年、現店主は四代目という老舗の音楽関連のお店で、演歌~ちんどん~純邦楽~昭和歌謡、そして落語まで幅広いジャンルの文化と出会える浅草の名物スポットである。



お店の風貌や商品のラインナップに、レトロだなぁ異次元だなぁと懐かしい気持ちになりながらも、真新しいサインも掲げられており、今も“現場”としてしっかりとこの街に息づいていることが伝わってきた。その2階、普段は演歌のキャンペーン専門スペースとして使用され、島倉千代子も登場した“浅草演歌定席”が今夜はニコ生のスタジオとなるのだ。いわゆるJポップアーティストが登場するのも、ニコ生の会場になるのも初だと店主の松永好司さんが教えてくれた。



そして19時30分。中田のオフィシャル・ファンサイト会員の中から事前に選ばれた幸運なファンが、会場に入っていく。この2階の様子がまた見事で、三社祭のちょうちんや桜の花の飾り付け、頭上の大きなミラーボールが目を引きながら、ステージのバックに広がるのは立派な富士山。夏祭りに来たみたいですごくワクワクする。会場に入ったファンも、その光景を各自写真に収めていた。ファンにとっては、普段のライブ会場とは比べ物にならないくらい近い距離で中田のトークと演奏を味わえるとても貴重な機会だ。落ち着いた様子だが、ファンは静かに、だが確実に(笑)、テンションがあがっているように見えた。松永さんも、「遠慮しないで楽しんでくださいねー!」と、とても行儀よくスタートを待つ50名余のお客さんに声をかけ、場をやわらげていた。

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