キース・リチャーズ「メタリカとブラック・サバスは最大級のジョーク」

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キース・リチャーズはヘヴィ・メタルとヒップホップが嫌いで、メタリカやブラック・サバスを“冗談”だと見ているそうだ。

◆キース・リチャーズ画像

最近「ロックは死んだ」とコメントするミュージシャンは少なくないが、キースにとってはずっと前からそうだったという。彼は『New York Daily News』紙のインタビューでこう語った。「俺には鈍いドスンっていう衝撃音にしか聞こえないよ。大半のバンドはシンコペーションなんてお構いなしだ。バウンスもリフトもシンコペーションもなく、エンドレスにドスンドスンやり続けている」

「メタリカやブラック・サバスを愛する連中がたくさんいるが、俺は、彼らは最大級のジョークだって思ったよ」

また、ヒップホップに関しては、「ラップ…言葉は多いが、言っていることはほとんどない」「ラップの功績は、この世には音痴な連中がたくさんいるって明らかにしたことだ。あいつらは、ドラム・ビートと誰かがそれに合わせて叫んでいればいい。それでハッピーだ。音符の区別がつかない連中向けの市場はどでかいよ」と話した。

メタルとラップはこき下ろしたキースだが、このところ続くミック・ジャガーへの愛はここでも飛び出した。「あいつは、とんでもないフロントマンだ。いまでも、奴のことは心から愛している。友達はさ、完璧である必要はないんだよ」

また、キースは先日、ザ・ビートルズの『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』をガラクタと評したが、「あいつらがマハラシに関わり始めたとき、俺はギブアップした」そうだ。

キースは9月18日、23年ぶりとなるソロ・アルバム『Crosseyed Heart』をリリースする。カントリー調のものやレゲエ風、ロック、ブルースなど15曲を収録。バラード「Illusion」ではノラ・ジョーンズとデュエットしている。

Ako Suzuki
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