【ライブレポート】アーバンギャルド、<鬱フェス>2日目も全力で“盛り下がる”

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次にエクストラステージ登場は、2015年にメジャーデビューした平成生まれにして70年代、80年代の歌謡曲にお熱の昭和なシンガーソングライター町あかり。何と出演時間の全て(おおよそ15分間)を「もぐらたたきのような人」1曲に費やし、「もぐらたたきのような人~♪もぐらたたきのような人~♪」とサビをこれでもかと繰り返し、途中からはモグラの着ぐるみもいるダンサーたちに混ざり、無限ループ地獄を場内に作り出すという驚きのステージを見せた。


そして、このフェス一番の異色の出演アーティストは、JAZZ界から新垣隆&吉田隆一。アーバンギャルドとは縁あって、今回の<鬱フェス2015>の出演を打診されたとのこと。ある意味アウェーの会場でありながら、確かな演奏技術と選曲の妙で聴衆を魅了したのはさすがであった。


そして、2日目のアーバンギャルドとのコラボ企画第1弾は、その新垣隆&吉田隆一がゲストボーカルにアーバンギャルドの浜崎容子を迎えてアーバンギャルドの楽曲「ゴーストライター」を演奏したことである。ある種、固定され偏ったイメージのアーバンギャルドではあるが、秘めた音楽家としての力で浜崎容子は、2人のジャズメンと対等に渡り合い素晴らしいコラボとなった。

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