【インタビュー】doa 、10thアルバム完成「相手がいて初めて成り立つ自由がある」

ツイート

■アコギとエレキで同じことをするというのはdoaの見せ場
■マンドリンやペダルスティールは当たり前のように入れたくなる

──ギターやベースについても話していただけますか。

大田:ギターはいつもとやっていることは変わらないです(笑)。ただ、今回はちょっとハードになりましたね。「FREEDOM × FREEDOM」とかは1曲通してアコースティックギターを弾くと汗だくになるんですよ(笑)。ただ、アコースティックギターとエレキギターで同じことをするというのはdoaの見せ場でもあるので。気合を入れて弾き通しました(笑)。あと、「LADYLUCK」とかは本当に昔のdoaみたいな感じでエレキギターが主体だったりするし。ここ最近のアルバムに比べるとロック感が強くなっていますね。

徳永:ベースは今回のレコーディングから新しい機材を使うようになりました。これはTUNE GUITAR MANIACに特注で作ってもらった世界に1本のベースで、アメリカのオレゴン州から木を取り寄せまして。切り出す前の板の状態の時に工房に見に行って、「この板でお願いします」と。指板にインレイを入れてもらったんですけど、それが本当に大変で、三重のインレイ職人の方が1年掛かりで作ってくれました。めっちゃネイティブな感じに仕上がって本当に気に入っています。音も最高。これまで使っていたベースよりもオーソドックスなジャズベースに近い音がするんですよ。だから、今までよりも“がんばってる感”が出ていると思う(笑)。8ビートのルート弾きでもブンブンいうから、テンポが遅くてもグルーヴ感がある曲に聴こえる。「Run to you」も実際のテンポは遅いのに疾走感があるのは、ベースに拠るところが大きい気がしますね。

──より存在感のあるベースになっています。それに、マンドリンやペダルスティール、バンジョー、コンガといった楽器を多用して、オリジナリティーを発揮していることも見逃せません。

徳永:僕はアメリカのカントリーロックと言われているジャンルがものすごく好きなんですね。その影響でマンドリンやペダルスティールは、当たり前のようにdoaの曲に入れたくなるんです。2015年もフロリダのほうでカントリーロックのフェスがあったので観に行ったんですよ。そうしたら、みんな普通にマンドリン弾くわ、バンジョー弾くわ、ペダルスティールが必ずバンドにいるわという状態になっていて。そういう形態でヘヴィロックもやっている。つまり、トラディショナルなカントリーじゃなくて、最先端のカントリーロックなんですよ。それを自分なりにdoaに活かしたいなと思って一生懸命練習しました(笑)。

吉本:スティールは今回さらに良くなったよね。

徳永:ありがとう(笑)。

──アルバム『FREEDOM × FREEDOM』は良質な楽曲や等身大の歌詞、キャラクターの違うボーカル、上質なプレイ、個性的な楽器の使用など、10枚目のアルバムにふさわしい聴きどころの多い一作になりました。2016年2月から3月にかけて行なわれる全国ツアーも楽しみです。

吉本:僕らも楽しみにしています。doaのライブはお客さんと一緒に作り上げていくようなものにしたいという想いがあって。今回はですね、「LADYLUCK」という曲に“L・A・D・Y! Woo LUCK!”というコーラスが入っているんですけど、そのレコーディングの時に徳永さんがブースの中で、ものすごく変な踊り方をしながら歌っていたんです(笑)。

徳永:わざとやったわけじゃなくて、自然と(笑)。

吉本:それを盗撮して、音を消してインスタグラムにアップしたんですよ(笑)。これを、ツアー前に音つきで公表して、徳永さんと同じ動きを会場のみなさんと一緒にすることを楽しみにしています(笑)。

徳永:はいはい、好きにしてください(笑)。

大田:ははは! 今回のツアーは『FREEDOM × FREEDOM』中心のセットリストになりますけど、きっと楽しんでもらえると思います。それくらい『FREEDOM × FREEDOM』には自信があるんですよね。過去の曲も交えつつ、最新の一番良いdoaの姿を見せたいと思っているので、期待していてください。

徳永:僕らはアコースティックツアーをしたり、それぞれがソロライブもしたりしていて。そういう時はお客さんに座ってもらって聴かせるライブになるけど、アルバムツアーはオールスタンディングで“ワーッ!”とみんなで盛り上がるライブをしているんですね。僕ら世代で、最近はライブハウスとか行ってないなという方には、ぜひ『FREEDOM × FREEDOM』を聴いてもらいたいですね。聴いてもらえば、日常から離れて、久しぶりにライブハウスに行ってみようかなという気持ちになると思うから。女性の方もね、たまには家事を放棄して“FREEDOM × FREEDOM”な時間を過ごしてほしいです(笑)。

取材・文◎村上孝之



■アルバム『FREEDOM×FREEDOM』

2016年1月27日(水)発売
GZCA-5274 \3,000+税
01.君はMILLIONDOLLARS
02.FREEDOM×FREEDOM
03.Run to you
04.ニュー☆スター
05.LADYLUCK
06.真冬の花
07.SING A BLUES
08.見つめていたい
09.拳
10.I don’t know why
11.Kiss Me
12.YOU&I

■リリースイベントスケジュール

2016.01.28(木)19:00~ 東京/銀座山野楽器本店7F イベントスペースJamSpot
2016.01.30(土)14:00~ 大阪/タワーレコード梅田大阪マルビル店
2016.02.06(土)18:00~ 福岡/タワーレコードアミュプラザ博多店
2016.02.08(月)19:30~ 岡山/HMVイオンモール岡山
2016.02.26(金)19:00~ 愛知/タワーレコード名古屋近鉄パッセ店

■ツアー<doa LIVE Tour 2016 -FREEDOM×FREEDOM->

2月7日(日)福岡/DRUM SON
OPEN 16:30/START 17:00
(問)BEA:092-712-4221
2月27日(土)愛知/SPADE BOX
OPEN 16:30/START 17:00
(問)サンデーフォークプロモーション:052-320-9100
2月28日(日)大阪/UMEDA CLUB QUATTRO
OPEN 16:30/START 17:00
(問)サウンドクリエーター:06-6357-4400
3月2日(水)宮城/仙台 MACANA
OPEN 18:30/START 19:00
(問)キョードー東北:022-217-7788
3月4日(金)東京/日本橋三井ホール
OPEN 18:15/START 19:00
(問)ディスクガレージ:050-5533-0888
チケット料金:5,500円(税込・ドリンク代別)
*東京公演(全席指定)
*その他の公演(全自由/入場整理番号付)
※東京公演以外は開場時間より整理番号順の入場となります。
※全公演におきまして、6歳未満の方のご入場はできません。
※開場・開演時間は変更となる場合がございます。

◆doa オフィシャルサイト
◆doa オフィシャルFacebook
◆doa オフィシャルblog

◆インタビュー(3)へ戻る
◆インタビュー(1)へ戻る
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス