EXILE THE SECOND、＜ドリームフェスティバル2016＞で全13曲を披露

EXILE THE SECONDが10月24日（月）に行われた＜テレビ朝日ドリームフェスティバル2016＞に出演し、3ヶ月連続シングルの表題曲を含む全13曲を熱演した。

◆ライブ画像・三部作シングル ミュージックビデオ

この日のライブはオープニングから破裂音と共に花火が閃光し、中盤では火柱が吹き上がるなど華やかな演出も。そこに彼らのパワフルさ全開の勇ましく男らしいダンスとヒップホップなノリを共存させたステージングで、会場を興奮と熱狂の渦に巻き込んだ。。

10月29日（土）から始まる自身初の単独アリーナツアー＜EXILE THE SECOND LIVE TOUR 2016-2017 “WILD WILD WARRIORS”＞の前哨戦ともなった今回のライブパフォーマンス。今回はバンドを引き連れた編成でCDとはひと味違うテイストを表現してみせたが、そのツアーに向けた三部作としてリリースされた3ヶ月連続シングルをこのタイミングで改めて振り返ってみたい。


活動再開を機にTHE SECOND from EXILEからEXILE THE SECONDへと改名した彼らだが、THE SECOND from EXILE時代の彼らは重厚で荒々しく、ハードでワルなイメージ。そこには、ぎらつくナイフのような鋭さと妖しさがあった。EXILE THE SECONDでは、その持ち味をキープしながら、明るく華やかな側面もプラス。

そんなEXILE THE SECONDの復活の狼煙を上げた3ヶ月連続シングル第1弾「Yeah!! Yeah!! Yeah!!」は軽快なブラスが踊り、カリビアンなパーカッションが打ち鳴らされる楽曲。ファンクディスコのようなグルーヴをベースにしながら、途中にEDMのようなドロップが顔を出すハイブリッドなパーティーチューンとなっている。今回のフェスではバンド編成で演奏されたことでファンキー感がより強調され、晴れやかで陽気なステージが展開されていた。この「陽気で楽しいパーティー感」というのが、新生EXILE THE SECONDを紐解く鍵だろう。その証拠にこのシングルのカップリングにはかつての彼らでは考えられなかったような、ちょっとオバカな感じすらする高速狂宴チューン「Going Crazy」も収録。サーカスを彷彿させるような楽しいナンバーで新たな魅力を振りまいている。


第2弾の「Shut up!! Shut up!! Shut up!!」はアメリカで再注目されているレゲエのフロウを採り入れ、トラップ×ブロステップなビートと掛け合わせたUSトレンド直輸入ナンバー。トラックは先鋭的な日本産R＆B／ヒップホップを数多く手掛けてきた名匠T-Kuraと、美しいメロディー作りに定評のあるJAY’EDが共作している。基本的にはダウンテンポのバウンシーなヒップホップ曲だが、フックに突入する前の部分ではビートが疾走感のある4つ打ちに変化。パフォーマーの見せ場となるブレイクパートもあったりと、緩急のついた展開に目が離せないフロアナンバーに仕上がっている。

三部作のトリを飾った「WILD WILD WILD」は幕開けから力強いシンガロングコーラスでオーディエンスの高まる気持ちを鷲づかみにする。そこからハイスピードなEDM調のドライヴィングビートに荒々しいハードロック系のギターが絡みつき、ボルテージを高めていく楽曲となっている。EXILE THE SECONDの真骨頂といえる野生味全開の1曲で、今後彼らのステージに欠かせないライブチューンになるだろう。

さらにこの日は、カップリングの「RAY」も初披露。こちらはSHOKICHIとNESMITHの甘く柔らかな歌声をフィーチャーしたキレイめなEDMチューンで、ブライトリーなサウンドが広い会場を爽快感と開放感でいっぱいにしていた。

EXILE THE SECONDはこれから始まるアリーナツアーでどんなパフォーマンスを繰り広げてくれるのか。期待値のハードルを上げておいても裏切られないはずだ。



TEXT◎猪又　孝（DO THE MONKEY）
編集◎BARKS編集部

◆EXILE THE SECOND オフィシャルサイト