【速レポ】<東日本大作戦番外編>サンボマスター、「空前絶後のミラクルを!」

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事前にセットリストを見ただけでも、サンボマスターがこの<東日本大作戦番外編>に込めた思いや、彼ら自身がロックンロールで担おうとしているものが伝わってきてグッとくるものがあった。が、実際のステージはグッとくるなんていうものでは済まない、興奮なのか、歓喜なのか、名付けようのない感情が暴発する、強烈なエネルギーがほとばしるライヴとなった。

◆サンボマスター 画像

ステージに登場するなり、山口隆(Vo/G)は「お前ら、そんなもんか、このやろう!」「やれんのか、お前ら」と観客をけしかける。山口は、2016年に10-FEETから出演の話をもらった時から緊張していて、この東北でどんなライヴをすればいいのか考えていたと話す。そして出たのが、“空前絶後のライヴ”をするという答え。



その“空前絶後”を気合いのコールに、1曲目の「ミラクルをキミとおこしたいんです」を、ドカスカと痛快にぶちかましていく。観客を煽りながらドラミングする木内泰史(Dr/Cho)、サウンドを熱していく近藤洋一(B/Cho)のベース、「こんなもんか!」と叫びながら歌い上げる山口。すでに何曲分ものカロリーを使っているのでは?と感じる“空前絶後のライヴ”への気迫だ。

「東北ってこんなもんじゃないよな、東北に集まった俺たちはこんなもんじゃないよな。世界を変えてくれ」と山口。そして最高にパワフルなロックンロールであり、ダンスナンバー「世界をかえさせておくれよ」にて「2017年の踊り始めだ!」と、さらに強靭なビートで観客の身体を突き動かした。曲中ブレイクし、「まだ恥ずかしがってる人がいる!」と山口が叫び、サウンドの音量も歌声も限界を超えてフルスロットル状態、会場を片っ端から引っ張り込む。そのバンドの腕力に恐れ入った。「おめえの命の光は美しいんだよ」と力強く会場を束ね、「生きてくれ!」と叫ぶように歌った「光のロック」もまた素晴らしい。

「もうちょっとでまた、3月11日がやってくるんだけど。でっけえ声で歌えば歌うほど、無力だなって気持ちばっかり出ちゃってさ。でもね、ここにいるやつみんな生きてるからよ。あれから6年経っても、生きててくれるからよ。いなくなってしまった人が悲しくてしょうがないくらい、あなたが生きてくれているのが本当に嬉しい」──山口隆

山口はその思いを「ラブソング」に託し、優しく語りかけるように歌った。




後半、「できっこないをやらなくちゃ」では、初日に出演したMAN WITH A MISSIONからトーキョータナカをゲストに迎え、「空前絶後のミラクルを起こせるか!?」(山口)とさらなる奇跡の盛り上がりとシンガロングを巻き起こしていく。トーキョータナカはこの1曲だけの出演予定だったが、ラストの「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」でも、サンボマスターのタオルを掲げて、最高の応援隊長としてフロアを沸かせていく。山口は改めて、「10-FEETが命削ってとんでもないことをやってくれているんだ」と語って、その思いを受け、自らの限界を超えるようなステージを行なった。

取材・文◎吉羽さおり
撮影◎HayachiN

■【サンボマスター セットリスト】

1.ミラクルをキミとおこしたいんです
2.世界をかえさせておくれよ
3.光のロック
4.ラブソング
5.できっこないを やらなくちゃ with トーキョータナカ(MAN WITH A MISSION)
6.世界はそれを愛と呼ぶんだぜ


■10-FEET主催<東日本大作戦番外編>

2017年1月14日(土)宮城・ゼビオアリーナ仙台
▼出演アーティスト
Ken Yokoyama / G-FREAK FACTORY / 10-FEET / NUBO / MAN WITH A MISSION / ヤバイTシャツ屋さん / ROTTENGRAFFTY
2017年1月15日(日)宮城・ゼビオアリーナ仙台
▼出演アーティスト
サンボマスター / SiM / SUPER BEAVER / 10-FEET / 東京スカパラダイスオーケストラ / NAMBA69 / WANIMA
※仙台市太白区あすと長町1-4-10 東北本線「長町駅」より徒歩5分
開場12:00/開演13:00/終演20:30予定
▼チケット
全券種SOLD OUT

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