【イベントレポ】yonige、山田孝之に「楽曲提供したい。歌ってもらいたい」

ポスト

山田孝之とyonigeがタッグを組んだショートフィルム『点』の劇場公開を記念し9月25日、東京・シネマート新宿 スクリーン1にて<ショートフィルム『点』劇場公開記念 キャスト登壇舞台挨拶付き上映会イベント>が開催された。イベントには主演の山田孝之、主題歌を手掛けたyonigeの牛丸ありさ(Vo&G)とごっきん(B&Cho)、監督・脚本を担当した石川慶の4人が登壇した。

◆イベント画像

会場に集まった300人の観客を前に、緊張した面持ちのyonige。牛丸は「まさかこんな私が舞台挨拶をする日が来るとは思っていませんでした。yonigeの楽曲が白でも黒でも無いグレーな感じなので、それを監督がうまく汲み取ってくれて、yonigeっぽいジメジメした映画ができたことを嬉しく思います」とコメントし、ごっきんは「オチが特にあるわけでもなく、ジトッとした空気でジトッとし続けてジトッと終わる感じがたまらなかった」と作品の感想を語った。

主題歌「ワンルーム」の完成が遅れ、撮影のスケジュールが厳しいものになってしまったということを受けて、牛丸は「(制作日程が)カツカツだってことを知らなくて、全然曲を作らず、レコーディングも延長しって感じで……」と申し訳なさそうな顔で返答。司会者から、山田から曲作りを急かされなかったか問いかけられると、牛丸は「急かす感じも無くて、全然余裕かなって思ってた」と明かし、山田は「急かしちゃダメじゃないですか(笑)」と、作品のクオリティに対する意識をのぞかせた。

5年前、牛丸が山田に「ライブを観に来てほしい」とSNSを通じて呼びかけたことがキッカケとなり制作されたこのショートフィルム。バンドを組んでいない状況だったにもかかわらず山田に声をかけた理由について「今後バンドを組んで絶対売れるっていう気持ちがあって。(メッセージを)送った半年後くらいにyonigeを組んだ」と話し、それから4年後に山田が本当にライブを観に来たと本番直前にスタッフから知らされたという当時のことについて、ごっきんは「ザワッとしながらライブをしました」と改めて振り返る一幕もあった。

また、10月14日よりyonigeの地元である大阪・シネマート心斎橋で『点』の1週間限定公開が決定したことが司会者から発表され、牛丸とごっきんは「お母さんに観てほしいです」とコメント。最後に、今後コラボするなら何をしたいかという質問に対して、牛丸は「私が山田さんに楽曲提供したい。山田さんに歌ってもらいたい」と答えると会場から歓喜の声があがり、山田は「それはおもしろいですね。23歳の女の子が書いた歌詞を34歳のおっさんが歌うって最高ですね。気持ち込めて思いますよ」と言い、さらに「逆もいいですね、僕が書いた詞で歌ってもらいたい」とも発言して会場を沸かせ、イベントを締めくくった。






■作品情報

ショートフィルム『点』
2017年9月23日(祝)よりシネマート新宿にて 1週間限定公開
山田孝之 中村ゆり 天光眞弓
監督・脚本:石川慶
製作:鈴木竜馬(unBORDE)
企画協力:山田孝之/牛丸ありさ(yonige)/ごっきん(yonige)
エグゼクティブプロデューサー:立道智史(unBORDE)/岩倉達哉(S・D・P)
アーティスト・マネジメント:鈴木健太郎/貞廣菜穂(JAPAN MUSIC SYSTEM)
プロデューサー:熊谷喜一 撮影:鈴木慎二 照明:金子康博 録音:小林武史 美術:仲前智治 スタイリスト:小林身和子 
ヘアメイク:梶谷奈津子 音楽:小田切大 編集:和田 剛 音響効果:梅本佳夏 助監督:地良田浩之 制作主任:大西 望 

製作:unBORDE / WARNER MUSIC JAPAN 制作プロダクション:ヘッドクォーター 制作協力:STARDUST PROMOTION 配給:S・D・P
主題歌:「ワンルーム」 / yonige(unBORDE / WARNER MUSIC JAPAN)
(C)2017 WARNER MUSIC JAPAN INC.

[ストーリー]
田舎町で床屋を営む理容師の高志(山田孝之)。
夏のある日、幼馴染で高校時代の恋人・ともえ(中村ゆり)がやって来る。
14年ぶりに再会した二人。
あの頃と今が交錯して、会話はどこかぎこちない。
「結婚式のためにうなじの毛を剃って」とお願いするともえ。
高志は少し戸惑いながらも、ともえを店の中へ案内する。

公式サイト:http://www.ten-film.com
公式SNS:(twitter)@ten_film
この記事をポスト

この記事の関連情報