水曜日のカンパネラ、台北・台中で1000人が熱狂

ツイート


水曜日のカンパネラが台北、台中にて海外初のワンマンライブを行なった。女性シンガーを集めた人気企画Legacy Presents<2017都市女聲>に、唯一の日本人アーティストとして参加し、台北、台中の二箇所を周り合わせて1000人以上が来場した。

◆水曜日のカンパネラ ライブ画像

台北の会場は、日本統治時代の酒工場の跡地をリノベーションしたお洒落スポット「華山1914文創園区」だ。木が建物を割って空に向かって伸びている不思議な魅力を放つ場所である。水曜日のカンパネラが会場ごとにインスピレーションを受け、ステージを一から作り上げるのは日本でも海外でも同様のようだ。

オープニングの「ゴッホ」は、暗幕から一筋の光が射し曲がスタートした。暗闇の中で光が揺らめき、コムアイの声だけがミステリアスに響く。「贏政」のイントロと共に幕が開きコムアイの姿が見えると、会場が一気に湧いた。ステージの上をエネルギッシュに駆け回るコムアイに、観客もパワフルに応える。再びステージが布で隠されたと思うと、「バク」と共にカラフルに波打つ布にステージで踊るコムアイのシルエットがゆらゆらとはためき、影絵のような幻想的な空間が演出された。

「ライト兄弟」では、巨大なオブジェに乗って、会場中を縦横無尽に動き回りながらパフォーマンスするコムアイに引っ張られ、観客も大移動。本編最後の曲「桃太郎」でステージからウォーターボールに入ったコムアイが客席に飛び込み、大歓声の中ライブは終了した。最後には台湾語で挨拶もおこなった。



アンコールでは「一休さん」「アマノウズメ」「マルコ・ポーロ」を披露。最後にはステージ脇のドアが僅かに開き、再び一筋の光の方へ吸い込まれるようにして消えていった。観客はしばらくその静かな余韻に浸っていたが、ふと我に返ると再び大歓声に。鳴り止まないアンコールの中、惜しまれつつ今回の公演は幕を閉じた。コムアイは、「また来年も帰ってきたいです」と話した。



■Photo by Mariko Kurose

【セットリスト】

M1.ゴッホ
M2.贏政
M3.チャップリン
M4.オードリー
M5.メロス
M6.バク
M7.ウランちゃん
M8.ユタ
M9.ピカソ
M10.ライト兄弟
M11.ツチノコ
M12.シャクシャイン
M13.世阿弥
M14.坂本龍馬
M15.桃太郎

EN1.一休さん
EN2.アマノウズメ
EN3.マルコ・ポーロ

この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス